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俳優 前原瑞樹さんインタビュー!

こんにちは!映画チア部大阪支部(はる)です!
今回は俳優の前原瑞樹さんにインタビューさせていただきました!前原瑞樹さんは以前映画『アボカドの固さ』をシネ・ヌーヴォで上映する際にトークショーでご一緒させていただきました。
今回は前原さんの映画との出会いや俳優を志した経緯などをお聞きしました!
真面目なお話や面白いお話、盛り沢山になっています!ぜひ!お楽しみください!(聞き手: はる、そう)

チア部: 前原さんが映画に興味を持ったのは何歳ごろのことですか?

前原さん: 元々、幼少期から演劇や映画を家族で観に行く機会があったから割と近くにある存在でした。役者を志して東京に出てきて、大学の映画サークルに入って、全く話が合わないことがあって、「全然映画見てきてなかったんだ」「見てる人はこんなに見ているんだ」と思って、そこから見るようになったのがきっかけではあるかな。

チア部: 高校の時は何かされていたんですか?

前原さん: 中高で吹奏楽をやってた!

チア部: だから特技に「トランペット」って書いてあるんですね!

前原さん: そうそう。だから音楽がずっと身近にあったかな。最初はすごく音楽が好きで!でも小さい頃から舞台はよく見てたんだよ。なんとなく「表現の場」に行ってみたいなあって憧れがあったんじゃないかなあ。

チア部: 学生時代に見た映画で心に残っている作品はありますか?

前原さん: 『ポンヌフの恋人』っていう映画かな。めちゃくちゃ感動して、あの時の体験凄過ぎて、ずっと奇跡が起きているような感じがして、この映画作りきれたことが奇跡だな!って感動しちゃって、自分のベスト映画の中に入る気がする。

チア部: 大学時代に見たんですか?

前原さん:そうだなあ、大学2年の時?

チア部: ちょうど東京に住み始めたばかりのソワソワしてた時ですか(笑)?

前原さん: そうだね、その時はほんとにカルチャーショックというかフランソワ・トリューフォーとかゴダールの何が好き?みたいなことを聞かれて、誰?って感じに思ってたから。
でもそこからちょっとずつ見始めて、その時(大学2年)に映画美学校に入ってそこからさらに映画を教えてもらったりして、いい映画に出会えた。

チア部: 少し話が変わりますが初めてデートで見た映画はなんですか?

前原さん: 大学生時代に見た『ミッドナイト・イン・パリ』。レイトショーだったかな、でも映画自体のことはあんまり憶えてない(笑)。それで自分ももっと映画を勉強したいな、と思って映画館でバイトを始めたんだよね。

チア部: ミニシアターを感じ始めたのも大学時代ですか?

前原さん: そうだね。映画館によってやっている映画が違ったり各々の映画館に特徴があることが面白かった。吉祥寺バウスシアターというミニシアターがあって、そこがとにかく良くて…。吉祥寺っていう街も好きだったから、1人でよく通ってたかな。大学1年生の時は特に。でも大学4年生くらいの時に閉まっちゃったんだけどね。

チア部: 僕たちは今大学4年生なんですけど俳優の道を決めたのはいつ頃なんですか?

前原さん: 大学4年の春に今の劇団に入ったんだよね(青年団)。卒業しても頑張ってみようかなって。

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チア部: 前原さんにとっての憧れの役者さんは?

前原さん: 渥美清さんかな。大好きだし、今の時代で言うと古舘寛治さんは芝居を教えてくれてた先生的な人で、劇団青年団の先輩で憧れたし、渥美清さんは自分の中で圧倒的なスター。

チア部: 渥美清さんの代表作「男はつらいよ」などを見て勉強したんですか?

前原さん: そう。喜怒哀楽がすごくあって、なんか笑いながら泣いちゃうみたいなのが面白いし、みんなに愛されてるんだなーって感じてた。

チア部: 同じ年代で一緒にに学んだり、一緒に頑張っている良きライバル的な方はいらっしゃいますか?

前原さん: 前原滉くんかな。共演したこともあって、個性的だし遊びに行ったこともあって、最近すごくたくさんの作品に出てる。役者としても面白いから嫉妬しちゃうよね(笑)。でも良き友人として尊敬してる。同じ苗字だしね(笑)。

チア部: ではよく一緒に遊んだり飲みに出かけたり方はいらっしゃるんですか?

前原さん: うーん、金子大地くんとは仲が良くてよく遊ぶね。共演して以来遊ぶようになったかな。散歩したりね。

チア部: コロナ禍で楽しんでいる趣味はありますか?

前原さん:あるある!最近はね、プロ野球を見ることが好きなんだよね。元々好きだったんだけど去年ぐらいからハマり出した。

チア部: どこの球団を応援しているんですか?

前原さん: 中日ドラゴンズ。
 
チア部: なぜ中日ドラゴンズなんですか?

前原さん: 母親が愛知県出身で小さい頃がちょうど星野監督の時代だったから強くて、面白かったから。

チア部: 前原さんにとってミニシアターはどんな場所ですか?

前原さん: 東京に出てきてから映画を見るようになって、それぞれの映画館での体験があっていい映画に出会っているし、東京で辛いなって思ってた時にシネマート新宿でアルバイトを始めたわけで…そこから初めて東京で自分の居場所ができて、いろんな人と出会えた場所だね。

チア部:前原さんにとって「東京」を言葉にするとどんな感じですか?

前原さん: サバイバルしてる感じかな。毎日、これから頑張らないとなって考えるし、すごく魅力的な方々がいるなって思う。

チア部: 前原さんにとってのゴールや目標はありますか?

前原さん: 改めて10年、20年とか100年先まで残っていくような作品に関われたら幸せなんだろうなって思う。いろんな残り方があると思うんだけど、映画史的に残るのも一つだし、誰かたった1人の心に残ることもあるし…どんな残り方でもいいから、何かしら消費されない、ずっと大切にしてもらえる作品に出たいし、自分が出ることで少しでも作品に貢献したいかな。

チア部: 最後に映画チア部にメッセージを頂いてもいいですか?

前原さん: 頑張っている姿を本当に尊敬してるし、それを見て自分も頑張ろうって思うし、映画館のために何かできないかなって動くことが立派だし応援してるから、大阪に行くことがあればまた会いたいなと思います!!

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