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世界中の子供達が憧れる夢の工場へいざご招待!『チャーリーとチョコレート工場』

こんばんは!みなさん小さい頃ってどんな映画を観て育ちましたか?ディズニー作品?ジブリ作品?どちらも子供達を素敵な世界観に連れてってくれる素晴らしい作品ですよね。今回は、そんな素敵な世界観へと誘う作品を紹介したいと思います!

それは、『チャーリーとチョコレート工場』です!

皆さんこちらの映画はご存知でしょうか?選ばれた5人の子供が誰もが憧れる夢の工場へと足を踏み入れる作品、それが本作です!

実はこの映画、子供の時観るのと、大人になってから観るのとじゃ全然印象が違うんです!今回はあらすじに触れてからその違いについてお話ししていきたいと思います。

あらすじ

とある町にある巨大なチョコレート工場。そこで生産されるチョコレートやキャンディーなどは世界中で人気のお菓子でした。しかし工場長であるウィリー・ウォンカは過去の出来事を理由に工場に誰も入れようとせず、工場の中を知る者は誰もいません。

しかしある日、ウォンカは突然全世界にある告知をします。

「チョコレート工場への招待券となる金のチケットを5枚チョコレートに同封する。そのうちのひとりには想像も出来ない贈り物を授けよう」。

世界中でチケット争奪戦が勃発。そのチケットを運良く引き当てたのは、いつもチョコを食べている太っちょのオーガスタス、お金持ちの家で育ったわがまますぎる女の子ベルーカ、なんでもかんでも勝ちにこだわちずっとガムを噛んでいるバイオレット、頭は良いが皮肉ばかり言っているマイク、そして今作の主人公であり貧しい家で育ったチャーリー。

彼ら子供たちは付き添いを一人連れていくことができます。オーガスタスとバイオレットは母親、ベルーカとマイクは父親、そしてチャーリーはおじいちゃんを連れて工場へ。

そして彼らはウォンカの案内のもと、工場で夢のような体験をしていきます。

見た目は大人、頭脳は子供!?ウィリー・ウォンカの魅力

この作品の主人公は貧しい家で育ちながらも慈愛に満ちた心を持つ少年チャーリーです。そんなチャーリーが出会うのがチョコレート工場を運営するウィリー・ウォンカ。彼は年齢的には立派な大人なのですが、子供に平気で皮肉を行ったり自分で用意した人形ショーを見て楽しんだりと、精神は子供のまま。

昔はチャーリーのおじいちゃん含め多くの従業員が働いていましたが、ライバルお菓子メーカーが送り込んだスパイにレシピを盗まれたことで全員解雇。その後は小さな民族ウンパ・ルンパを従業員として雇い、彼自身はずっと工場に引きこもっていました。その間話し相手はウンパ・ルンパだけだったので人との接し方がわからなくなっています。また、幼少期のトラウマが今も根強く残っており、それに関連する事を考えるとどこでも誰といても固まってしまいます。工場案内で子供達がトラブルにまきこれても心配するどころか楽しんですらいます。

なかなかにダメな性格をしているのですが、彼のチョコ作りに対する情熱は本物。だからこそ彼の作るお菓子は世界中で人気なのです。

一度聴いたら頭から離れないウンパ・ルンパの曲

劇中、工場を回るうちに次々と子供達がアクシデントに見舞われます。その度にウンパ・ルンパたちが仕事の手」をやめて歌って踊り出します。

ウォンカは即興で作って歌っていると言いはりますが、まるで練習を積み重ねたかのようなシンクロ率です。どれも子供達の悪口が含まれていたりとなかなかに子供ぢみた曲ですが、その特徴的でコミカルな曲に私たちの頭も洗脳されてしまいそうです。

子供の時観るのと大人になってからじゃ印象が違う?

これは完全に私の主観ですが、子供の時観た印象と、大人になった今とでこの作品の印象が全然違います!

子供の時私はこの作品を何度も何度も観たのですが、当時はティム・バートン監督の描く工場内の世界にただただ魅了されていました。純度100パーセントのチョコの滝、リスのくるみ割りの部屋など、本当に楽しくてワクワクする部屋でいっぱいの工場に自分も行きたい!さらにウンパ・ルンパのコミカルな踊りと中毒性のある歌に魅了されて、しばらく頭の中でリピートされてしまいます。5人の子供達もそれぞれ癖のある子供たちで、彼らがアクシデントに見舞われる姿が可笑しくて仕方ありません。子供の私にとっては、この作品は楽しくて仕方がないコメディでしかありませんでした。

現在私は21歳なのですが、昨日久しぶりにこの作品を観たんです。久しぶりに観るチョコレート工場はやっぱり可笑しくて楽しいのですが、それ以上に新たな発見に驚かされました。それは、子供達の育ち方です。主人公のチャーリーは貧しくても家族への愛を忘れない素晴らしい少年です。それに対して4人の子供たちはなかなかダメな育ち方をしています。オーガスタスは食べてばかり、ベルーカはなんでも与えられて当たり前、バイオレットは勝つ事に執着し、マイクは全てを小馬鹿にした態度をとります。そんな性格のために4人は工場内で痛い目に合うわけなのですが、正直自業自得です。

しかし本当に悪いのはそんな子に育つ教育をした親。そう、この作品は子に対する教育の危うさを描いているのです。貧しくても裕福でも、良い教育を与えれば子供は人を思いやることのできる素晴らしい人間に成長します。その証拠がチャーリーと言えるでしょう。なんでも与えるような事をすれば与えられて当たり前だと思うようになりますし、周囲を見下すように教えればそういう子供になります。人間的成長は、親の教育にかかっているのです。本作はそんな事を教えてくれます。

でも結局は家族や友人と観れる楽しい映画

友人とのホームパーティー。家族との休日。もちろん一人で過ごす暇な雨の日も。どんな時でも、くらい気持ちを吹き飛ばす楽しい映画。それが『チャーリーとチョコレート工場』!皆さんも、ぜひ友達や家族と楽しい気持ちになってください!




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