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『The Public』


【public】国民一般の、国民全体の(ための)、大衆の、公共の、公衆の、公衆用の、公開の、公立の、(政府の仕事をする意味での)公務の、公事の
(weblioより)

「公共施設」とは言うけれども、
台風時にホームレス状態の人々が避難所に入れてもらえなかったり、
コロナ禍にあって都庁敷地内での炊き出しが感染リスクを理由に一方的に拒否されたり、そんな事が現実に起こっている。

フレデリック・ワイズマン『ニューヨーク公共図書館』でも語られていた、
図書館の存在意義(=単なる本の保管場所ではない)という事の中には、
こうした「真に開かれた場所」であるために、公共施設はどうあるべきかと、そんな問いかけも含まれているような気がします。

その問いに、本作はこう答えています。

ペンは剣より強し。
言葉による対話は暴力よりも強し。
そして、全裸は完全武装よりも強し。

傑作。

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