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◯新作篇 『凱里ブルース』

原題:『路邊野餐 Kaili Blues』

監督:ビーガン


序盤の、過去と現在とが交錯するカメラワークも素敵なのですが、それはほんの序の口に過ぎません。
中盤からの約40分に渡るワンショット長回しに、度肝も尻子玉も抜かれました(どうやって撮ったんだコレ……)。

追憶や郷愁、現実と幻影みたいなものが入り混じった主人公の感情を、この長回しが「これでもか」っていうくらいに見せつけてくれます。
長回しにちゃんと意味が付されているのですよね。
(敢えて比べるのであれば、『1917』や『カメ止め』もすばらしい作品ではありますが、どことなく「長回しをする事それ自体」が目的になっているような気がして、イマイチ腑に落ちないのでした)

製作は2015年で、日本公開は2020年5月くらいからイメージフォーラムをはじめ各所で順繰り公開されていたようです。
が、不安定な状況下でイマイチ日の目をみていない印象。

Netflixで観られますので。
騙されたと思って、是非どうぞ。

↓ ↓ ↓

https://www.netflix.com/title/80103429


※ヘッダー画像はこちらより引用


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