イヤイヤ期と自我

娘が本格的に自我を持つようになってきました。

今までは自分と周りの境界線がない意識であったところに、自我という物が芽生えるのが2歳ごろ。イヤイヤ期ってやつ。
親としてはちょーっと大変な時もあるけど、発達の面ではとても健全で必要な事。

今ちょうど2歳半の娘は、


お風呂入ろう!「やだ!」
歯磨きしよう!「やだ!」
ブルーベリーどうぞ。(面倒臭いから洗ってパックに入ってるのそのまま出した。笑)「お皿じゃないとやだ!」
ご飯どうぞ。「ごはんやだ!クッキーがいい!」


お前は殿様か!?

とイラつく事もあります。

が、今この子は何を学んでいるのかというところに意識を向けると、自然とどう接したいか見えてきたりします。


今、親に頼らずに自分でやってみたい時期。
でも、出来ない事が多くてサポートされたい時期。
自分でどうしたいか決めたい時期。


そんな娘には、自分で何かをしたり決めたりするチャンスをあげれるだけあげる事にしている。


日常的な色んな場面で、「お手伝い」を頼むと、誇らしげにやる。
そしてそれをサポートしてる。サポートと言っても、観察して、本当に助けが必要そうな時に「手伝ってほしい?」と聞いて、「うん」と言えばそこだけ手伝う。

食事も、枝豆の皮から豆の部分をだして自分で’食べるのが当たり前だし、ライチみたいな皮を剥くようなフルーツも、切り口入れてあげるだけで、あとは自分で剥く。
それはそれは誇らしげに、張り切って食べる。

そして上手くできなくて「ウキーーーーー!!」と娘がなったら、「この積み木もっと高く積みたかったんだね」というように、その悔しい感情に理解をしめしてる。(幼児はまだ感情を論理付けて理解できないので、感情をうまく消化できるように私が言葉にしてあげて、手助けするようにしています。)
それが大泣きだったとしても、同じで、理解を示して、ハグして欲しいなら目一杯ハグする。触ってほしくないなら見守る。


彼女の事は、彼女が決めればいいというスタンスであまり親が入っていかないからか、お互い必要以上に主張しなくても大丈夫な信頼関係は出来ていると思う。

だけど、親として絶対のところはもちろんあるから、そこはいくらやだやだ言われても譲らない。

ご飯やだ!クッキーがいい!!の時とか、「今はみんなでご飯食べる時間です。食べなかったらあとでお腹すくよ。」というスタンスです。


歯磨き嫌でも、ママとパパはちゃんとするし、泣いても「そっかー、嫌なのかぁ。。ママは歯磨きして歯をピッカピカにするから行ってくるね。」って言いながら洗面台に向かうよ。(そうすると私も!って大体ついてくる。)ママはママの歯ブラシと歯磨き粉があって、娘には娘のものが、パパにはパパのものがある。

そうして、私が歯磨きをしているのを見て自分もやりたくなってきて、洗面所の娘用の踏み台を登って、自分の歯ブラシを手に取る。
私は歯磨き粉つける時は、少しだけ手伝って、あとは娘が自分の歯磨き終わって、私が仕上げするまで自分の歯を一生懸命磨いてます。笑


2歳児と言えど、一人の人間だから、その自我を尊重しています。
激しく感情が溢れて、大人の私には「そんなくだらない事で」って言いたくなる事でさえ、彼女にとってはそれしか見えないくらい大事な事なのを知っておいてあげたい。

大人になったとき、
自分の意見や思いを自信持ってはっきり言える人になって欲しいし、
いかなる感情でも恥ずかしいとか間違っていると思うのではなくて、これも自分の一部だと受け入れて、感情と向き合っていける人になって欲しい。そのためには親が否定せずに色んな感情を受け入れてあげる事が大事だと私は思ってます。

そしてこの一人でやってみたい時期に、色んな事が自分でできるようになるって楽しいと学んで欲しい。


だけど、守らなきゃいけないルールって社会であるし家庭の中でもあるから、そこは譲らず、という感じでうちはバランスとってやってます。
毎日手探りだけどね!

そして、最後に一個我が家で大事にしてるのは、親も自分の感情に正直でいる事。親も人間ですから、怒る時も泣きたい時もあります。うちは、平常心を保って隠す事をせず、子どもであろうと伝えます。


昨日の朝、なぜか起きた瞬間から機嫌が悪かった娘と私。

やだやだ連発の娘と、それに付き合う余裕のない私。

私もう耐えられなくて、


「もう!ママは今とても悲しいし怒ってる。娘ちゃんが、ママがしてあげてる事に対してやだやだ言って、すごく悲しいし、もう何もしてあげたくなくなった!」

と言って、怒りが冷めるまで、何を言われても「やだ」「今まだ何もやりたくない」「まだ怒ってるから、今は何もしてあげられない」の一点張りで、今度は私がやだやだ言ってました。笑


娘は「え!?」っていう顔してたけど。笑
たぶんあんまりある事じゃないからびっくりしてたと思う。そして悲しそうだった。

怒りが収まってから、「ママもね、人間だから怒る時も悲しい時もあるんだ。娘ちゃんの事はいつだって大好きだけど、娘ちゃんが優しくない時は嫌な気持ちになったりもするんだよ。今朝はママ疲れてるから、いつもより怒りやすかったんだ。」と説明しました。

「娘ちゃんは、ままがやだやだ言ったから、悲しかったね。さみしかったね。」って言ったら、「さみしかった。」と言ってた。


ぎゅーっと抱きしめてお互いを感じて、安心したら、お互いにもう何も思うところなく、その日を楽しく過ごせました。



あとから考えると、笑えるんだけど、その時は必死なんだよね!



きっと、不完全な人間だから、私もこれからたくさん失敗もするんだろう。


きっと失敗だらけだから、とりあえず完璧な人間の振りをするのはやめて、ありのままに正直でいよう。そして失敗したら、ごめんと謝ろう。



そんな毎日を過ごしながら、親になるって事は本当に色んな面で成長させられる事なんだなぁって思ってます。世の中のお母さんお父さん、手探りながら一生懸命頑張っているんだ。
お疲れ様です!!勝手に仲間意識❤️笑
シングルの親、子どもが多いお家のお母さんお父さん、本当にすごい。


そして自分の親にも感謝。

もし、本当に親としてストレス溜まってる時は、私は本当に恥じずに人に頼るのが一番いいと思ってる!逃げ場をとりあえずいっぱい作っておいてね。笑
ちょっと一人になれる時間作ったり、睡眠とってリフレッシュできたら本当違う。
特に母親は、出来て当たり前みたいな思い込みを持ちがちだけど、私たちも人間だから!!
無理な時は無理だから!親が、自分の事を大事にしているのを見せるのも、実はとてもいい事だと思う。もっと、母親が気楽に休んだりできる理解とサポートのある社会になっていけーーー!!

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