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少なく食べて、より運動して、なおかつ体重が増えるのはなぜ?

不安が体重を増やす

カゴの中のラット
カゴの中のラットがストレスで不健康になってしまった。
食事量が減り、逃げるために動くので運動量は上がった。
にもかかわらず体重は増加した。

闘争逃走反応の副作用
生命の危機にさらされた時に「逃げるか、戦うか」という原始的な反応が起こり、体に「危険だ」と叫ぶ物質がすべて血中にあふれる。
「危険」を感じる
→副腎がアドレナリンとコルチゾールを血中に放出する
→呼吸が荒くなる
→血圧が上がる
→酸素が体の隅々に渡る(走る準備)
アドレナリンとコルチゾールが一連の反応を引き起こし、さらに血中の脂肪と糖とインスリンを増やし、増大するエネルギーの需要に備える。

闘争逃走反応が慢性化するとインスリン抵抗性またはメタボリックシンドロームに陥り、体重増加につながる。

身体的または心理的なストレス下で、体は自身を守るようにつくられていて、そのための1つの方法は「体重を維持すること」
肉食動物から逃げている時には、次の食事をどこから調達するのかわからないから、カロリーを蓄えておくのが賢明。
人間にも、この古い生活様式が未だにインプットされている。

ストレスとリラックスの関係
まずは自律神経の理解
・交感神経
ストレス反応に関係する。
物事を遅くする、脂肪を蓄える、代謝を減らす、血糖を上昇させる。
胸焼けや便秘を起こす。
・副交感神経
リラックス反応に関係する。
食べ物を消化させる、ものを適切な場所に運ぶ、脂肪燃焼を促進、血糖値を下げる。


「食べること」にストレスを感じると消化処理が弱まりカロリーを蓄える。

つまり、太るのは摂取したカロリーだけが問題なのではなく、カロリーを摂取してしまったという「ストレス」も要因のひとつ。

ストレスを体のどこに貯めるのか
ストレスを感じる
→脳が警報を鳴らす
→ストレス反応が起こる
→代謝を遅らせる
→内臓脂肪組織(VAT)にカロリーを蓄え始める

脂肪細胞の働きの理解
かつて脂肪は飢餓に備えてエネルギーを蓄えておく貯蔵庫だと考えられていたが、今では内分泌器官でホルモンの情報伝達システムの一部だと考えられている。
・体重や代謝の調整
・ストレスホルモンや炎症の調整
・自律神経にも直接関係している
など、活発な内分泌器官として体にメッセージを送っている。

例えばコルチゾール
コルチゾールは脂肪が作る主要なホルモンのひとつ。
・ストレスに関係する生理学的連鎖反応を引き起こす
・レプチンに対する反応を妨げて代謝を遅らせる
・内臓脂肪組織(VAT)が増える
・内臓脂肪組織がさらにコルチゾールを血中に送り込む
・体重増加のスパイラル

この連鎖を止めるのが「リラックスすること」

リラックスして安心すると、体は食べ物を消化処理をするようにできている。
ストレスを感じて危険な状態にあるときは、生き残るために、すべてのエネルギーを「戦うか、逃げるか」に集中させる。

リラックスで痩せる仕組み
リラックスすると、、、
→体重を増やす遺伝子のスイッチがオフになる
→体重を減らす遺伝子のスイッチがオンになる

リラックスを見直す
1,ストレスの原因を確認し、その原因を減らす
・「社会的ストレッサー」と「身体的ストレッサー」の振り分け


2,積極的にリラックスする
・1週間に、2〜3回30分の「深い呼吸」のエクササイズ
・サウナとかも良い
自律神経のバランスを整える、血液循環を改善、減量、血糖のバランスをとる、デトックス、心臓機能の改善

3,ストレスを有無食べ物を避け、ストレスを減らす食べ物を摂る

4,ストレスを減らすハーブを使う

5,サプリもあり

6,ストレス反応検査もよい

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