学校は生徒たちの庭
「“ブラック校則” 新年度から多くの都立高校で撤廃へ」
「そもそもこんなニュースが出ること自体問題なんじゃない?」このニュースを見たときに、僕が最初に思ったことだ。
以下、NHKのニュース。
行き過ぎた校則、いわゆる“ブラック校則”を全国各地で見直す動きの広がりを受けて、去年4月、東京都教育委員会は、下着の色の指定や髪を一律に黒く染めること、それに髪が黒以外やくせ毛の生徒には地毛の証明の提出を求めることやサイドを短くしたツーブロックと呼ばれる髪型の禁止など6つの項目が校則にある場合、生徒や保護者も含めて必要性を議論するよう都立高校などに求めました。
そもそもこういった校則があること自体、僕には驚きだった。僕が高校生を卒業したのは、5年ほど前。この約5年でここまでよく分からない校則が出来上がったのが驚愕だ(もしかしたら元々あったのかもしれないが)。
僕の高校時代は、精々「髪を染めるな」「女子のスカートは折るな」くらいだった。しかもどちらも文としてあったわけでなく不文律、いわゆる“暗黙の了解”だった。
こういった校則があることに、意味はあるのだろうか?
「下着の色の指定」は何のため?「ツーブロックの禁止」は何故?これらを校則として定めることで、学校の秩序が保たれるのか?そう言うのならば、その根拠は?疑問が湧きあがる。指定したり禁止したりすることで学校が平和になるわけでもなければ、逆にこれといった禁止事項がなくとも治安がいい学校はごろごろある。正直、これら校則の正当性が感じられない。まさしく“ブラック校則”そのものである。
そして以下、ニュース記事の続きをキャプチャしたもの。
撤廃された“ブラック校則”はあるものの、一部では継続されるらしい。
正直合点がいかない点は多々あるのだが、一部撤廃されたことにかつて学生だった僕はほっとした。
髪の色や髪型、服装などで、その人のパーソナリティが決定づけられるわけではないのだから、こういった理不尽な校則がひとつでも撤廃されることを願うばかりだ。
○参照:NHK「“ブラック校則” 新年度から多くの都立高校で撤廃」
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