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日本先進会の研究(15) 「ガバナンス」とは・・・



ガバナンス(governance)- 統治管理支配(weblo英和辞典より)

 ・・・じゃあ最初から「国営管理」って言えばイイじゃねぇか。 政治界隈(特にリベラル系)に多いのですがこのような「何でもかんでも英語に置き換える問題」はどーにかならんかと常々思っており、わざわざ説明するのも面倒なので日本先進会がこの言葉を用いても触れないようにしていたのですが、やはり政策説明の際に登場する頻度が多く、

「3つの政策キーワード」の中にも「ガバナンス」が入ってしまっているため(だからココも「管理」って言えばイイんだよ、全く・・・)触れておきたいと思います。

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(ハァ、ここでも3個中2個が英語かよ・・・) 気を取り直してひとつずつ説明しますと、

1.透明性 は、各現場で何が起きているのかをキッチリ把握して出来るだけオープンにするコト、だそうで例えば医療ではシステム全体として医療ミスや無駄な医療を減らすために医療現場で起きる全てのコトを事後的に検証できるようにするのだそうです。

2.インセンティブ(成果報酬) は、国営化の中でも健全で建設的な競争システムを構築し、それに基づいた報酬や人事といったインセンティブを決めるようにすれば現場に良い緊張感が生まれる、のだそうです。

3.テクノロジー は、上記1や2を実現するために最先端のテクノロジーを積極的かつ合理的な活用が必要で、例えば医療システムなら全国規模で統一された患者のデータベース(電子カルテ)の導入が生産性の向上に繋がる、と説いています。

 気になるのはやはり「全国規模で統一された患者のデータベース」という部分で、「国営化」「デジタル化」も個人情報を全て運営(ここでいうところの「国」)に預けなければならず、生産性向上や効率化のためとはいえそこまで国に管理されるコトが果たして良いコトなのかという議論は出てきます。 だって病歴の全てが国に知られる形になってしまうのですから。

 次回は医療や介護と並ぶ大問題「国民年金」の大改革を紹介して、当然のようにツッコミを入れます。


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