【#84】長野県議会議員選挙 松本市・東筑摩郡選挙区レポート(2023 4.9)
県議選レポート、二本目は松本市・東筑摩郡選挙区をお送りします。
現職の殆どが続けて出馬し新人候補が当選するにはハードルが高いと見られる中、“維新の風” に乗って大型候補が立候補。 高いハードルをクリアし維新初の県議誕生成るか、注目の選挙を、レポートします。
なお、この記事を含めた「長野県議選レポート」12本を1本あたり県議選の基本価格¥200で購入できるマガジンを販売していますので、是非ご購入を検討いただきたく存じます。
◆概要
松本市及びその周辺の自治体(色塗りされた色塗りされている自治体の北から)、麻績村、生坂村、筑北村、山形村、朝日村が範囲になる
有権者数:211,181人(うち、松本市が193,177人)
◆立候補者(定数7/10名)
現職7名中6名が立候補。 更に公明新人は比例で衆院議員になった元職の後継候補のため、残りの新人3候補には以上の7名から引きずり落とさなければ当選できないという過酷な当選ラインがひかれています。
◆前回(2019年)の選挙結果(定数7/9名)
前回は2017年に衆院選に出馬(社民公認)するために辞職し落選した中川候補が県議に復帰。 唯一の新人候補は惨敗と、とても “固い” 選挙でした。 ちなみに維新の小金沢候補は落選後、2021年に元職だった佐久市議選に当選しています。
◆補欠選挙(2021年)の選挙結果(定数2/4名)
公明現職の衆院選出馬による辞職と百瀬議員の松本市長選出馬による辞職を受けて行われた補選は、百瀬候補自身が県議に復帰。 もう一議席は松本市議から転身した小林候補が当選し、ともに会派に属さぬまま県議の任期を終えました。
◆統一教会と関連疑惑のある候補
日本共産党長野県委員会が今年2月に会見し、百瀬候補が統一教会の集会に参加している写真が同党県委員会に情報提供され、調べたところ写真には写っていないが青木候補も市議時代に同じ集会に参加していたコトが分かったそうです。
更に、百瀬候補は統一教会内に後援会組織が有ったコト。 青木候補は統一教会の関連団体が主催する日本語弁論大会で審査員を務めていたコトが明らかになりました。 青木候補は「統一教会関連団体と知らなかった。 今後は関係を一切持たない」と地元紙に対し答える一方、百瀬候補の情報提供は関係を断たれた統一教会側が百瀬候補にダメージを与えるため自ら共産党県委員会にタレコミしたと見られているようです。 恐ろしや・・・
ちなみに結論を言っちゃうと、この問題は選挙情勢に影響を与えるコトは殆ど有りませんでした。 そして、意外にも(?)自民党現職の2候補は関係リストには名前が挙がっておらず、“シロ” だというコトになります。
それでは、候補者の選挙運動を見ていきましょう。
ちなみに繰返しになりますが、長野県内で行われた全12選挙のレポートを今後随時出していきます。
それをまとめて購入できるマガジンを¥2,400で販売中です。
安い価格では無いと承知していますが、1本あたりだと県議選の基本価格¥200で購入できるので、バラで買うより断然おトクです(このレポートだと半額以下!)。 是非ご購入を検討いただきたく存じます。
では、改めて。
まずは衝撃のポスターデザインに度胆を抜かれた、この候補から。
◆神谷 ゆり(かみたに ゆり)候補
ここから先は
もし宜しければサポートをいただけると大変嬉しいです! いただいたサポートは今後の取材費として使わせていただきます。