見出し画像

選挙結果振り返り(2024 8.4投票)


 昨日の選挙、思ったより地味な結果になってしまい、どう “盛ろう” かと考えましたが、こーいう時はこーいう時でありのままに書けばよいのだという結論に至りました。 なので、「手抜き」に見えたら気のせいです。 多分、きっと・・・




◎北海道・長沼町長選挙

 2期目を目指す現職に元会計管理者の男性と養蜂業の女性が挑む選挙は現職が接戦を制し2選を果たしました。

 16年ぶりの選挙で全員初めての選挙戦となりましたが、現職と元会計管理者との票差は僅か20票! 断トツ離された養蜂業の女性が出なければ結果は変わったかもしれません。
 その最年少25歳で出馬した女性候補ですが、意気込みは買うものの演説が原稿ガン見だったりでスキルとしてまだまだなのは否めず、まずは町議を目指すコトから始めるべきでしょう。 チートはいけません。 ひとつひとつ段階を踏んでいただきたく。


◎栃木県・塩谷町長選挙

 4期目を目指す現職に1期途中の町議を辞して挑む女性とバス会社役員の男性の3人で争う選挙は現職が4選を果たしました。

 現職、強い! 町内の国有林に福島第一原発で発生した放射性物質を含む廃棄物の最終処分場建設を巡り一貫して反対を貫き、選挙の度に推進派(と見られる)候補を倒してきた現職。 今回も町議選トップ当選の人でガッツリの組織戦。 加えて「女性町長誕生へ!」という合言葉で現職に挑みましたが、それでも900票近い差をつけて現職が当選。 前回が283票差で今回は・・・と思わせる中で更に差をつけるとは、驚きです。

 そうなると今後は現在71歳の現職の「引き際」がポイントになるでしょう。 4年後も立候補するなら「多選」「高齢」が問われるコトになるでしょうし、誰かを後継指名したとしてその人が現職と同様の支持を受けるとは限らない。 そして負けるようなコトが有れば最終処分場問題は一気に進展してしまうかもしれず、難しい決断をしないといけなくなりそうです。 私としては約900票の差をつけられた今期こそ後継候補を育て上げるチャンスだと思いますが・・・


◎栃木県・塩谷町議会議員補欠選挙

 町長選に出馬した女性新人候補が空けた議席を埋める選挙で、70代と50代の男性2人が立候補し、50代の候補が当選しました。

 唯一の50代だった町議が町長選に出たため残った議員は全員 “還暦越え” になったので、50代が当選したのは良いコトでしょう。(候補者の資料が全く無いので、この程度で御容赦ください・・・)


◎栃木県・野木町長選挙

 5期目を目指す自公推薦の現職に町議を辞して挑む70代候補と40代候補。 そして県職員を早期退職して挑む50代候補の4人による選挙は現職が5選を果たしました。

 現職は栃木県初の女性町長で今回も選挙事務所には自民国会議員を初めとする為書きがズラリと並んでおり、その組織力と実績で他候補を圧倒した形です。 これで自民は鹿沼市長選(推薦)、小山市長選(支援)と続いていた自民系候補の敗戦がストップ。 茂木幹事長の面目は辛うじて保たれました。

 過去に町議当選→県議落選を2度繰り返した人が初の町長選で2位。 議長経験者は70代という年齢がネックになったか3位。 元県職員の人は準備期間の短さと「合併反対」というスローガンが町民に響かず最下位に沈む結果に。

 新人票を足せば現職票を上回りますため一騎打ちになれば・・・ とも思いますが、その全てが現職批判票ではないでしょうから、きっと結果は変わらなかったのでしょう。 5選となりますが現職、強しです。


◎福岡県・那珂川市長選挙

 5期目を目指す現職に公明推薦の元市議が挑む、12年ぶりの選挙は現職が5選を果たしました。

 現職は選挙公報(PDF)を見る限り、なんで4期も続けられて且つ前回前々回と対立候補が出なかったのか疑問に感じますが、公明が推薦についた新人を倒すあたりに盤石の強さが伺えます。

 ただ、麻生太郎氏と武田良太氏の争いが末端にまで響いているでお馴染みの福岡県なので、この結果も両者の “縄張り争い” に何らかの影響を及ぼすかもしれません。 どういう結果になろうと、福岡県は大変です・・・

 


以上です
当選された皆様の御活躍をお祈り申し上げます




「選挙結果振り返り」エンディングテーマ
ギターパンダ / 選挙に行ったけど



もし宜しければサポートをいただけると大変嬉しいです! いただいたサポートは今後の取材費として使わせていただきます。