【レポート #2】長野県・千曲市長選挙レポート(2020 10.25)
飯田市長選挙の取材が終わり、新型コロナのリスクを考慮し南信(長野県南部)以外の取材は行わない予定でしたが飯田市長選レポに対する皆様からの熱い反響やサポートをいただき、それに応えなければ・・・と思い急遽、取材に行ってまいりました。 告示日直前に1人立候補を辞退し、急遽一騎打ちとなった選挙戦。 結果は如何に・・・
(※ ↑この写真はフリー素材からお借りしました 御了承ください・・・)
概要
・面積:119.79 km²(長野県 第35位) 北信地方の市で長野市と上田市の中間に位置。 市内を千曲川が縦断する。
・人口: 58,840人(長野県 第9位)※2020年9月1日現在
・2003年9月1日、当時の更埴市、更級郡上山田町・埴科郡戸倉町と合併して誕生。
・旧 更埴市は古くから街道が合流・分岐する交通の要衝で、現在でも高速道路の更埴ジャンクションが置かれている。
・戸倉上山田温泉は 善光寺詣りの精進落としの湯として100年余りの歴史を有する名湯である。
・2003年の合併の際、合併特例法の特例を使い合併前市町の議員56名がそのまま残ったが市民グループが「議会解散の直接請求を行うための住民投票」を実施させるために有権者の3分の1を上回る19,738人の署名を集め、その結果 議会は住民投票を前に自主解散、改めて定数24の出直し市議選が行われた。 これは後の全国の合併事例に大きな影響を与えた。
・「あんずの里」として有名。 また市の南には映画「楢山節考」で有名な姨捨山(正式名称は冠着山)がある。
・衆議院は長野3区に属し、井出庸生議員(みんなの党出身→イロイロな党を経て2019年に自民党入り。当選3回)を選出。
立候補者
岡田 昭雄(おかだ あきお)候補
岡田昭雄候補は旧 更埴市役所に入庁後、議会事務局長・総務部長・参与等を歴任し、2012年に前市長が病気療養のために任期途中で辞任したのを受けて行われた市長選で3候補の中から当選し市長に就任。 現在、2期8年務めて今回3期目を目指します。 自民党、公明党が推薦しています。
小川 修一(おがわ しゅういち)候補
小川修一候補は司法書士で、2012年に市議会議員、2015年に県議会議員に当選。 2019年の県議会議員選挙では落選し、今回市長の座を狙います。 岡田候補とは対照的に草の根選挙を展開。 先週の飯田市長選で新人が当選した波に乗りたいところです。
争点・ポイント ①幻の「第三の候補」
今回の市長選、当初は「三つ巴の戦い」税務会計コンサルタント会社役員の若狭清史氏(40) が告示日直前に体調不良のため仕事先で入院、支援者と協議の結果、立候補を取りやめました。 これにより選挙状勢は大きく変わり若狭氏を支援していたグループは小川候補側についたとみられ更に接戦となっていきました。
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