妄想の理想の初デート

【設定】
・付き合う前
・相手との音楽の趣味が同じ
・夏の遊園地、花火大会


朝10時に○○駅で待ち合わせをしてた。
LINEでやり取りしてたら待ち合わせ場所に
向かう電車が同じことを知った。


電車を降りたらもちろんすぐ合流出来た。
待ち合わせより早く会えたのは嬉しかった。

そこから一緒に電車に揺られること1時間。
その間、共通の趣味の音楽の話になり
MVを見たりする事にしてイヤホンを
半分こして聴いたりした。(コード付きの必須)

電車を降りてバスに乗り換えて
目的地の○○〇に到着した。


2人とも絶叫は大好きなので
空いているものは片っ端から乗りまくった。
人気のアトラクションの待ち時間は
一緒に動画みたり、ぼーってしたり
待ち時間が苦じゃないと思えた。


水に濡れるアトラクションに乗ったら
想像よりも濡れてめちゃくちゃ笑いあった。
そしてタオルのない僕に一枚貸してくれた。

遅めのご飯を食べたり、かき氷食べたり。
ゆったりした乗り物乗ったりして過ごす。


今日の最終目的の花火大会。
少しお祭りみたいに屋台が並んでた。
何がするわけでもなく歩いてるかと思ったら
僕の傍に彼女がいなくなってた!!

慌てた僕はキョロキョロしてたら
射的の前で立ち止まってた。
好きなキャラクターのキーホルダーが
目に止まったらしい。
「○○好きなの?」と聞いたら、
「めちゃくちゃ大好きなんだ!」と子供みたいに目を輝かせてた。
僕の目を見てそんなこと言うから、鼓動が早くなった。


だが僕の射的の経験なんて皆無だった。
なかなか倒れなくて、最後の1球になった時
彼女は手を握って取れますようにと願ってた。

一═┳┻︻▄(´・ω・`)ばーっん

キーホルダーが僕の目線から消えた。
僕と彼女は一緒に喜びハイタッチをした。

店主のおっちゃんが「彼女さん良かったなぁ」
って言われてて数回頷いてた。
僕が渡したら恥ずかしそうにありがとうって言った。すぐにカバンにくっつけてた。

僕達は花火が見れるところに移動した。
趣味の音楽の曲にも花火を題材にした曲がありそれについて語り合ってた。
そしたら花火大会が始まった。
初めの方の音に驚くとこがちょっと可愛く面白かった。

花火も無事終わり、他のたくさんの
お客さんの流れに乗って帰るしかかなかった。
帰りの電車の時間調べながら動いてたら
横にいたはずの彼女がまたいなくなってた。
また焦りキョロキョロしてたら、
僕の左腕掴まれた。ほとんど下を向いてたが
そのまま人が少なくなるまで掴んでくれていた。
《彼女side:彼とはぐれないようにと思っていたが、後ろから押され彼と離れてしまった。
戻らなきゃ。やっとの思いで戻って来れ「ごめんね」と言い、もう離れないようにと彼の腕を掴んでみた。だけど急に恥ずかしくなって顔を見ることも上げることも出来なかった。》


帰りの電車は座れず、扉ギリギリのところに乗った。扉にもたれた彼女。
電車が揺れた時つり革がなかった僕は扉に手をついた。
彼女に壁ドンみたいにしてしまったのだった。

そして後ろから押されさらに距離は近くなる。
動くことも出来ないまま、しばらく続いたこの体勢に僕の心臓の音が聞かれたんじゃないかと思うぐらいだった。

《彼女side:座ることはできなかったけれど、同じ満員電車でも扉側でよかったと思った。そんな時私の横に手を付いた彼。。。
壁ドン。。恥ずかしくなりうつむくしか無かった。心臓が鳴り止まなかった》

駅に着き、彼女の最寄り駅の○○線までお見送り。
「また行こうね!」って言葉が嬉しかった。
告白しようとも考えていたが
次またデートの約束をすることが出来たので
その時にしようと思った。今じゃない。

そんな彼女は改札入ってから、振り返り
「○○くん!これ!」って言葉と共に
お祭りで取ったはずのキーホルダーが飛んできた。僕は混乱した。

「さっきおっちゃんが、こっそりおまけでくれたの。ここが色違いだよ!おそろい!!」
って言って帰っていった。

《彼女side:おじさんに言われたことまでは言えなかったなぁ。彼氏さんとおそろいでなんて。。》


帰ってから、LINEで写真送ったりして
次のデート約束の日を決めた。
次こそ告白するぞ!!!

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