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読書会で出会う方法

様々な読書会に参加してきて、そのなかで結婚する男女も見てきたので、読書会で出会う方法について書いていきたい。

ずばり読書会の出会いはすすめである。なぜおすすめかというとほぼ同じ階級の人と出会えるからだ。一生のうちで一番の出会いの場は、大学だと思う。大学は同じくらいの階級の家庭で育った男女が出会う場であるので、話がスムーズに進み、結婚しやすい。それだけのことだ。では、次に出会いやすいのは会社である。会社もほぼ同じような階級の親に育てられた子どもが出会う場なので結婚しやすい。では、大学でも会社でも出会いに恵まれていない人はどうするか?ずばり読書会である。そもそも本が読むのを苦手な人または本を読むことに価値を置いてない人は読書会には来ない。読書という習慣は家庭環境に左右されることが多く、簡単に言うと文化資本のある家庭で育った人しか読書会にはほとんど来ないのだ。多少の例外はあるけれど。

そして、同じような家庭で育った男女は惹かれあうようにできている。私の好きなドラマ「やまとなでしこ」では松嶋菜々子演じる桜子は大金持ちの東十条さんに言い寄られるが、魚屋の息子で数学の研究者の中原欧介に惹かれて結婚を決意する。桜子は実は漁師の娘で魚屋の息子の欧介とはバックグラウンドが近いから好きになるのだ。それが証拠に欧介と桜子の父親はウマが合って一緒に酒を飲んで語り合い、桜子の父親は「あんたみてぇな押しの弱い男にはああいう気の強い女がくっついてるといーんだけどな」と簡単に2人の仲を認めるのである。

私は猫町倶楽部という日本最大の読書会に参加しているのだが、自己紹介や飲み会で話をしていくうちに判明するのだが、参加者には公務員の比率が多い。公務員というのはある程度の知性と収入があるので人気の高い職種である。今の日本のように階級差が固定されつつある社会では、公務員になる人は幼い頃から親が本を読んでいた文化資本がある家庭に育った可能性が高く、親も公務員の可能性も高い。読書会はそういったプチブル階級の子どもが多いので、価値観も似ているし、交際から結婚に至る過程でも親の同意が得られやすいだろう。猫町倶楽部で結婚する男女が多いというのはそうした理由がまず挙げられる。

あとは、猫町倶楽部にはサポーターという制度があり、サポーターはボラティアスタッフとして運営の手伝いをしている。そして、同じ文科会のサポーター同士の結婚がとても多い。私が結婚できないのもサポーターをやったことがないからだと言い訳しておこう。サポーターは読書会以外にも準備の段階で何度も打ち合わせで会ったり、サポーターだけで出かけたりするので、恋愛に発展しやすい。ボランティアスタッフとしてお金をもらわずに何かを作り上げていくということが楽しいし、一体感を味わえるんじゃないでしょうか。クラスメートが文化祭で一体になって、カップルが生まれるみたいなもんだろう。

猫町倶楽部の例だけではなく、地方に住んでいるときにいつも5人くらいでやっていた読書会でも結婚する人が現れたりしたので、やはり読書会は結婚相手を見つけるのに良い場所だと思う。本に興味ないし、本を読むことに価値も認めない人が行っても仕方ないと思うけど、本が好きもしくはこれから本が好きになりたいと思ってる人が、出会いのために行くのはいいのではないだろう。出会いがないとしても強制的に課題本は読めるので。

まとめると
とりあえず、気の合いそうな人がいそうな読書会に行ってみる。
運営の手伝いをしてみる。

これで読書会で出会えるだろう。




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