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ノルウェーのワクチン事情

大学で、ワクチン接種の話をしていた時。かなり年下の同僚が突然言い放った!「Norikoはもうワクチン接種できるはずだ。もう手続きはしたのか?」おい!!皆の前でそれを言うか? その時は、確か〇〇才(高齢者)以上の対象者がワクチン接種を終えた時点だった。勿論、彼に悪意はない!心からの平等の精神と親切心からの発言である。ただ、日本人は多少は若く見られるため、年齢を大幅にサバ読んでまかり通っていると信じていた私にとって、それだけは伏せておいて欲しかった(涙)

てなわけで、何はともあれワクチン接種できることは非常に感謝!早速、自治体ホームページに入り申し込みをする。しかし、この手続きに必要なのは銀行のネットIDらしい。ここ最近ようやく、ノルウェーの銀行DNBのバンクアカウントを入手したばかりの私に取って、このネットIDなるものとはいかなるものか?さらなるハードルだ!確かに、それを入手するためのリンクは提示されている。しかし、実にわかりにくい。どんどんリンクの溝にはまっていく。

そもそも、銀行で口座を開くにも、ノルウェーでは全てインターネットでの手続きで行う。コロナ禍の影響で銀行窓口がクローズされていることもあるのかもしれないけれど、基本的には全てインターネットでの手続きらしい。なんとも心許ない。未だ印鑑に署名が契約の基本と思っている私にとって、この膨大なリンクの波に溺れてしまいそうだ。

結局は、ノルウェー人のその同僚に助けてもらって、ネットバンクIDを取得し、ワクチン接種の申し込み手続きをすることができた。それに費やした時間約10分!クリックするのに大きな手惑いを持って1日1日日延ばしていた私は一体なんなのだろう。まるで石器時代から来たようだ。

しかし、今回発見したこと!ここノルウェーでは、一時的にでもきちんと市民権を取って、ちゃんと手続きさえしていれば全て平等に扱われると言うこと!実は、私は「アジアからきた一時的移民のような研究者の立場では、ワクチン接種なんて最後に回されるんだろうな、と言うか対象外だろう‥」とはなから諦めていたところがあった。この国の懐の広さに改めて感慨深い感謝を感じた。 

でもね、受け入れてはくれるけど、フィードバックが遅いんだよね!というわけで、申し込みから一週間、未だ返信はなし。

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