見出し画像

【インタビュー vol.3】妄想力の向上には、思考の枠組みを外してみよう| 妄想力向上トレーナー相内洋輔に訊く

こんにちは。

前回の「“妄想“をポジティブワードに」に引き続き、モウトレの講師をされている妄想向上トレーナー相内洋輔さんに、「妄想力を向上させるために必要なこと」についてのインタビュー記事です。



妄想力の向上には、思考の枠組みを外してみよう

ー モウトレでの「妄想」は、ポジティブな考え方なのですね。妄想力はどのようにしたら向上すると考えてますか?

妄想力の向上には、さまざまなポイントがあると考えています。まずは「思考の枠組みを外してみる」練習を積むことがとても大事です。

私たちは普段、常識に沿って物事を考えるように繰り返し刷り込まれていますが、常識的な思考からは、なかなか面白い妄想が膨らみません。

たとえば私はメガネをかけているんですが、メガネってレンズが汚れるんですね。だから毎日メガネクロスで拭いてあげないと視界が悪いし、見た目にも不潔です。

でもこの作業って、時間をとても無駄にしていると思うんです。

こうした不便さを常識的に解消しようと思うと、「メガネ拭きが楽になる道具があればいいんじゃない?」といった対処療法を想像しがちなんですけど、そもそも「メガネ拭きが不要なレンズ」が開発されれば万事解決じゃないですか!

もっと言えば、「ずっと装着していられるコンタクトレンズ」や、「視力をたちまち矯正してしまう医療器具」があったら、メガネすら要らなくなりますよね。

こうした発想ができれば、イノベーションが生まれる可能性がぐっと高まります。

でも多くの人は、実現できることしか考えてはならないという外圧にさらされ、自由な発想を奪われています。

だからまずは、思考の枠組みを外してみること。これが第一のポイントだと思います。

実現できるかどうかを気にせず、こんな世界があったらいいなあと考えられるようになると、次第に脳が活性化し、次々と妄想が生まれるようになっていきます。


ー 妄想力を向上するためには、さまざまなポイントがあるということでした。「思考の枠組みを外してみること」以外は、どういったポイントがあるのでしょうか?

目の前で起こった不便な出来事をスルーせずに「これ、どうなったら最高かな?」と考える習慣を持つことをオススメしたいです。

例えば私は手先が器用ではないんですね。それでよく困るのが、新しい醤油のボトルを買った時。

どういうことかと言うと、醤油のキャップについている内蓋を取り外す時に、醤油がぴゅっと跳ねてしまうんです…。白いTシャツなんて着てたら最悪。

同じように、ラーメンを作る時も難儀します。タレの入った袋を切る際に、タレが…(涙)

唐辛子のボトルを使い始める時も銀紙がうまく剥がせなくて、なんてダメな人間なのだろうかと凹んだりしていますね。

ただ、こういう時に「なんだよ」って怒るのではなく「これ、どうなったら最高かな?」と考えてみる。この一手間をかけることで、妄想力は大きく育っていきます。

醤油の内蓋は、プラスチックを引き抜くから醤油が飛ぶわけで、もっと力が要らない仕様にできないかなとか、銀紙じゃだめなのかなとか、あれこれ妄想をしてみるわけです。

私は釣りが好きなんですが、さいきん糸を素手でぎゅっと結んだら、両手の小指がスパっと切れまして…、すごく痛かったんです。

だから思わず、ぎゅっと素手で締めても指が切れない、でも強度が高い釣り糸って作れないんだろうか? と妄想しましたね(笑) 

あとは、自動でラインを結んでくれる機械があったらいいのになあとか。

こんな風に、実現できるかどうかは脇に置いておいて、無責任に最高の状態を考えてみて欲しいです。2年、3年と続けていくうちに、素敵な妄想脳が生まれます。


ーーーーーーー

◆ 妄想アイデアトレーニング: 『モウトレ』

モウトレとは?

全ての前提条件や思考の壁を取り払い、自由な発想をする「妄想」を活用したワークショップ型のトレーニングプログラムのこと。「これを発言したら、バカにされるかもしれない」「自分にとって不利益になる発言は避けたい」という意識を取り除き、心理的安全性の高い環境で本質的なアイデア出しを実現します。

心理的安全性とは、組織の中で自分の考えや気持ちを誰に対してでも安心して発言できる状態です。

アイデアを否定されることがないので、安心してアイデア発想のトレーニングができますよ!

気になる方は、下記までお問い合わせしてください!

【問い合わせ先】
株式会社要 MouMa事業部
メールアドレス:mouma_support@kanamekey.com
または、公式twitter(@MouMa_official)までDMをお送り下さい。

「モウトレの詳細を知りたい」「モウトレをしてみたい」などご連絡ください。