日米韓のキャンプデービッドでの首脳会議

この3カ国が緊密な連携を持つことが重要なことに異論はないが、その扱いには十分な注意が必要であることを言っておきたい。

* 北朝鮮と韓国は今でも戦争状態にある。ここで再び大きな衝突が発生すれば米国は即座に介入するだろう。朝鮮戦争の再発である。日本はこれに巻き込まれてはいけない。

* 米韓は軍事演習をやることによって北朝鮮を脅している。北朝鮮のミサイル発射実験と同じレベルで行動しており、これは軍事力に依存しすぎではないだろうか?

* 中国の脅威は大いに警戒が必要である。しかし、過度な刺激・脅しには相手も過度な反応を示してくる。経済的に見れば中国の勢いが強く、レアアースなど西側が中国に依存する部分も大きい。米国のテスラやドイツのB M Wは中国の生産拠点の拡大を進めており、さらには中国市場での販売も経営戦略に大きく組み込まれている。こうした中で米国の脅しは度を超えている。日本としては米中の熱を冷やす方向に動くべきであり米国と一緒になって戦争ごっこの脅しに加担してはならない。

キャンプデービッドでの打ち合わせが茶話会で終われば良いがバイデン老人のペースにハマらないことを祈る。