男女平等の勘違い、女性解放運動

日本における女性の権利擁護、権利主張は大正時代に始まった。しかし相次ぐ戦争で世の中はそれどころではなくなった、そして戦後を迎える。

戦後に生まれた団塊の世代は米国文化の多大な影響を受けた。しかし、それは権利と義務の一方である権利だけを主張する勘違いの自由主義であり、何をするのも自由であるが如き風潮に流された。公徳心は失われ、個人の自由と利益を求めるのが当たり前となってしまった。

こうした中でアメリカのウーマンリブ運動が日本に入り、日本の女性は男女同権を主張し、政府も男女共同参画などという政策も持ち出した。その延長線上に出てきた問題が結婚しない、子供を持たない若者の増加である。

人間はいかに豊かになり、文化的になったとしても生き物であることに変わりはない。生き物は生殖により子孫を作り種の保存が行われていく。男女の差を認識せず、それぞれの責任を認識しない人が増える現在では、人類が絶滅危惧種になっていると言っても過言ではないだろう。

野山の小鳥たちや動物は春になると子作りに励み種の保存を行っている。しかし、人類はこの責任を忘れつつあり、家族の幸せに背を向けるようになってしまったらしい。

男らしい男、女らしい女が存在して恋をして愛情を育み家庭を築き、子供を儲ける。そんな当たり前を再認識することが出来ないのだろうか?

「大人になったら男女は結婚する、結婚したら子供を儲ける、そして家族で幸せを求める。」

そんな当たり前が当たり前でなくなってしまった人間社会、これは正常な生物ではない。