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中部フィル定期演奏会第92回

仕事の方は先週末からの難解なトラブルで苦しんでいましたが、何とか目処が立ちそうで、中部フィルの定期演奏会へ無事に行くことができました。

昨日にうれしいニュースがありました。
中部フィルが日本オーケストラ連盟の正会員に承認されました。愛知県では名古屋フィル、セントラル愛知に続いて3つめです。
演奏会活動と共に地域活動も評価されたと思います。

昨年度から続く北欧シリーズの4回めです。
前半がグリーグ、後半がシベリウスです。

指揮者の秋山さんが鎖骨骨折で少し前まで入院していたとのことで心配していましたが、今日はそんなことを感じさせないぐらい元気でした。

◼️グリーグ/叙情組曲

あまり聴いたことがない曲ですが、美しい曲ですね。北欧の美しさを満喫できる曲ですね。
ハープの音が効果的で神秘的な美しさを表現します。
秋山さんの指揮と中部フィルの演奏がすばらしかったです。

◼️グリーグ/ピアノ協奏曲

ピアニストは石井楓子さんです。
2年前のグリーグ国際ピアノコンクールで優勝しています。YouTubeにもそのときのグリーグのピアノ協奏曲の演奏を聴くことができます。

第1楽章の後半のカデンツァがすばらしかったです。グリーグ国際ピアノコンクール優勝のカデンツァの演奏はすばらしいです。
そこからオーケストラが入って第1楽章の最後がかっこいいです。

そしてチャーミングな第2楽章がまた聴かせどころいっぱいの演奏でした。

そして第3楽章もすごくかっこいい演奏でした。

グリーグのピアノ協奏曲は今までたくさん聴いていますが、これだけすばらしい演奏に出会ったのは初めてです。

石井楓子さん、アンコールをピアノソロで演奏しました。これもグリーグの曲だと思いますが、良かったです。

◼️シベリウス交響曲第4番

実はシベリウスの交響曲は第4番のみ演奏会では聴いたことが無く、今日でコンプリートになりました。今日を逃したらコンプリートは無理だったでしょうね。シベリウスの交響曲でたぶん一番演奏されない曲だと思います。

コントラバスとチェロの重々しい音から始まり、いかにも気難しくて難解な曲という雰囲気になります。

今日聴いてこの曲の魅力が少しわかったような気がします。去年は第3番と第5番を聴いたけど、それよりも暗闇の世界だけど、違う美しさがありますね。

第4楽章ではチューブラーベルの鐘の音が迫力ありました。自分の持っているCDはチューブラーベルは使っていないので、新鮮でした。

シベリウス交響曲第4番、聴けて良かったです。

中部フィルの定期演奏会は今年は愛知県芸術劇場コンサートホールですべて平日開催。平日行けるかどうかは仕事次第になりますが、行けたら行こうと思っています。


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