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大阪フィルのメンデルスゾーンチクルス

今日は年次休暇を取得して大阪へ行きました。
高速バスで名古屋から大阪へ。
早割予約で1750円でした。
しかも隣がいなくて大好きなメンデルスゾーンの音楽をCDウォークマンで聴いて至福の時でした。

今日は南海難波駅のアーケード街を徘徊していました。
結局は道頓堀肉劇場で劇場丼を食べました。
肉増し無料クーポンで劇場丼の肉増しです。
今日は生姜味でした。
劇場丼はハラミ、カルビ、セセリです。
この劇場丼は癖になるおいしさです。

そしてシンフォニーホールへ向かいます。
日本初のクラシック音楽専用ホールです。
その後にサントリーホールやオーチャードホールや東京芸術劇場や愛知芸術劇場などのクラシック音楽専用ホールができました。

シンフォニーホールには何度か行っています。
野球の近鉄ファン、オリックスファンなので、野球とクラシック音楽をハシゴするのは30年以上前からやっていました。

30年以上前は野球観戦とクラシック音楽とマラソンぐらいしか趣味がありませんでした。

シンフォニーホールでアイスコーヒーを飲みます。シンフォニーホールの喫茶コーナーは大きいですね。
愛知芸術劇場やしらかわホールの何倍もスペースがあります。

今日のプログラムは序曲のルイ・ブラスと交響曲第2番です。
どちらもよく知っている曲ですが、音楽ホールで聴くのは初めてです。

メンデルスゾーン交響曲第2番は合唱付き交響曲で、ベートーヴェン交響曲第9番とマーラー交響曲第2番と並ぶ傑作ですが、滅多にやらない曲です。
これが最初で最後かもしれないと思い、大阪まで行きました。

今日はサイドの3階席です。
シンフォニーホールでこの位置は初めてかな。
1番最前列とかにも座ったことありますが、最前列は演奏者との距離感がかなり近かった覚えがあります。

開演5分前のチャイムがオルガンの音楽。
もしかするとメンデルスゾーンのオルガンソナタの一部分かもしれません。
壮大で崇高なチャイムです。

■メンデルスゾーン/序曲「ルイ・ブラス」

意外にもこの曲は音楽ホールで聴くのは初めてです。
メンデルスゾーンの序曲といえば圧倒的に真夏の夜の夢とフィンガルの洞窟が人気あります。
ルイ・ブラスと美しいメルジーネの物語はいい曲なので、チョイスするといいとは思います。

金管楽器と弦楽器の対話がすばらしいです。
メンデルスゾーンのオーケストレーションのすばらしさを味わいます。
音楽ホールで聴いてこその臨場感です。
前にも書いたけど、耳だけではわからないところを目で確認することができるのも音楽ホールで聴く楽しみだと思います。

すばらしいルイ・ブラスでした。

■メンデルスゾーン交響曲第2番「讃歌」

自分は合唱団でテノールやっていて歌いたかった曲でした。
したがって大阪まで聴きに行きました。

第1部のシンフォニアの部分ではルイ・ブラスのところで書いたように金管楽器と弦楽器の呼応があります。
シンフォニアのメロディーが第2部の合唱に出てきます。

合唱の第2曲にシンフォニアの第1楽章のメロディーの合唱です。
合唱のすばらしさに感動で鳥肌が立ちました。

そしてお目当ての合唱の第4曲。
この美しさは涙します。メンデルスゾーン独特の包み込むようなやさしさがあります。

合唱の第5曲。ソプラノソロと男声合唱の呼応のところがいいですね。
以前に合唱団にいたときにこの部分が男声合唱の数が少ないと貧弱になってしまうことを合唱指導者の方が言っていました。実はこの曲をやろうとしたことがあってボツになりました。
この部分はシューマンが絶賛していたところです。

合唱の第7曲。
闇から光へ。感動のところのひとつです。
絶望から希望へ。素敵です。

そしてクライマックスは合唱の第10曲。
フーガ展開して壮大なクライマックスに展開します。この曲の好きなところです。
そして最後はシンフォニアの第1楽章のメロディーに戻るところがいいですね。

拍手喝采です。
合唱のメンバーの最後の1人が退場するまで拍手が鳴り止みませんでした。

自分の中でもすばらしいコンサートの1つになり、思い出に残るコンサートになりました。

シンフォニーホールの外のイルミネーションがきれいです。

帰りは新幹線で名古屋の自宅まで帰宅しました。
すばらしい演奏会に感謝です。

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