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池波正太郎になりたい

なれません。
出オチ、終了。

いやいやいや…。

実は池波正太郎先生のエッセイをちまちま読んでいまして、子供の頃の話や新国劇の脚本家時代の話、グルメに旅行、仕事についてなど様々なことが書かれていてとても面白いです。
その中で、1日の過ごし方について書かれていた編がありまして、こんな風に私も生活したいな〜などと思いタイトルのようなことをつぶやいたら、「アホか」と言われました。

どんな1日かといいますと、
このエッセイに書かれていた日は10時半起床。この日は13時から映画の試写会があったらしく、この時間に間に合うように早めに起きたらしい。平常通りだと12時前後の起床。外出の道すがら、今日はどの仕事をしようかと考え、これを書こう、と決めたらその作品のストーリーを練るようです。
ちなみに、外出の予定が無い場合は、近所を散歩しながら考えるそうです。

帰宅後は来客の応対、そうしているうちに夕方になる。
奥様が夕飯は何を食べたいか聞きに来て食べたいものを言い、そこから1時間ほどの間、書けたら少し書く。夕飯の後、1時間か2時間ほど睡眠を取る。目覚めてから、郵便物の整理やゲラ刷りのチェック、そして書けたら少し書く。または絵を描いたりレコードを聴いたりすることもあるようです。

23時頃に入浴をして、出て来る頃には仕事の段取りが頭のなかで出来上がっている。といってもすぐには書かず、夜食を取りテレビを見たりしてから調べ物をし、机に向かうのは日付が変わった午前1時頃。
ここから2時間ほど全力集中するそうです。
その後、お酒を飲み、明け方5時頃就寝。

とまあこんな感じですが、これをそのまま真似したいという訳ではありません。短時間でがーーっと書く集中力や、そこに至るまで考える集中力を考えたら、相当なリソースを使っていることでしょう。

私が注目したのは、途中に睡眠を入れていることです。夕寝というのかな。夕飯後にというのは健康的にはアレですけど、1日の活動の中でちょっと寝る時間を入れるというのは、実は今私もやっています。
夕方頃に1〜2時間。これを入れるととても調子がいいんです。というか、入れないと中途半端な時間に寝落ちしてしまい、夜中の変な時間に目が覚めてしまい、逆に眠れなくなってしまう。

うつ病になる前、私はいわゆる普通の仕事をしていました。8時間×5日間勤務。辛かった。仕事が終わって電車に乗って帰宅したら何も出来なくなる。比喩表現じゃない正真正銘のバタンキューでした。

生理の時期にでもなるともっと身体が重くなり、出勤出来なくなる日も出てきて、あんた休みすぎと無言の圧がかかります。それを感じながらそのうち、なぜ自分は普通の人のように普通に働けないのだろうと考えるようになり、自分を責めるようになり、眠れなくなり…ループの末心身ともにバタンキューとなりました。

巷では働き方を改革してどーのこーのと言われていたりするけれど、結局8時間×5日間がベースなのはほとんど変わっていません。いや、週40時間なのはいいのですが、ぶっ通しで8時間という形になぜこだわり続けなければいけないのか。

会社に行って働くのであればそれもしょうがないのかもしれません。でも、テレワークなどの方法も確率されつつあり、仕事内容によっては、勤務時間を分散させることも可能なのではないか?そう思います。

でも、現状は私の体調に合う働き方というのはフリーランスという形がもっとも理想的なんだと思います。
今の短時間の仕事にプラスαの何かをやれないか、模索しているところです。

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