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患者さんのゴールってどこ?お薬との付き合い方で決まる卒薬戦略。

お薬の付き合い方って人それぞれさまざま。
お薬を、「異物」として捉えている方もいれば、「大好き!」という方も。
よくないものと思いつつも、仕方なく使っているというグレーな方もいる。
治療のゴールってなんなんだろう?
ちょっと考えてみた。

患者さんにとっては、明らかに
「健康になること」
がゴールだ。
※そもそも違う方も多い。
(先天性疾患など、難治症例ならまだしも、大人の生活習慣病とかでこの枠から抜けることを覚悟しても良いうと、個人的には思う今日この頃)
というか、こう定めないと前に進まないので、先に進む。

ゴールを達成しよう思った時に、
薬を飲んでいての健康ということが、
許容できるのか、できないか?で全く取るべき戦略が変わる。

許容できる場合は、それこそ医師の指示のもと治療を続けていくこと。
お薬があって落ち着いているのである。

でも、許容できない場合は、
お薬をいずれかのタイミングで決別しなければならない。
この時に必要なのが、
お薬を「どのように考えて付き合っているか」ではないだろうか?

お薬はツールだから、体調を整えて当然。
この考え方、多くの方が持ち合わせる思考です。

でも、数少ない、お薬を卒業できた方の考え方こそが、
本当の意味で皆さんにシェアしたいこと。

絶対に言わない一言。
「お薬のおかげで生かされている」
これがもっとも重要。
そして、こうも言う。
「お薬があるから色々試行錯誤できる。」

この違いってニュアンス的に感じ取っていただけますか?

前提として、お薬があることの感謝があること。
その先に、自分の健康を向上させるための生活改善をなんらかの方法で続けていること。

正直、周りが当たり前という路線から外れることは、一般人ほど怖い。
でも、健康でありたいと思う方は、
いつまでにお薬をやめると言うことを、自分の中で決めているようにも感じる。
もちろん、誰かと一緒に。

私は薬剤師である以上、医療用のお薬を知っていることは必須。
でも、本当のゴールを達成できる薬剤師でありたいなとも思う。
伴走して問題走れる薬剤師を目指したいな。

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