「実験的な音楽」ってなんか違くないかね

星野源や米津玄師の音楽のことを
「実験的な音楽なのに成功してるのはすごい、やはり天才」
って言ってる人いるけど違うと思う

だいたい、本当に「実験的な音楽」っていうのは、そもそも音楽ですらないから…。

合唱やってた時本当の「実験的な音楽」ってのを聴いたことあるんだけど。
あれは実験的に、無作為に、作られたものであって、決して「音楽」ではなかった。心地よくはない。何か意図を発してるものではなかった。目的が無かった。むしろ、そういう『余計なもの』を削ぎ落とした、ただの音の集合体だった。
つまり、音はあっても「楽(がく)」ー楽しむ、楽しい、心地よいーがなかった。

もちろんそれはそれでアリなんだろう
「セオリーを気にせずやりたいようにやってみる」、というのは両者とも共通してるところだと思うし

ただ、星野源や米津玄師は、ひたすら自分の中と音楽を見ているから。
たしかにその結果、新しく感じるなにか(斬新な表現)が出てくるのはあったりまえだなぁ、と

コピーを極めればオリジナルが出てくる。
オリジナルを極めると真似できないこと・ものができる。
これってきっと、誰にとってもそうだと思った

あえて言うなら、作曲中のこと「これはどうだ、あれはどうだ」そのすべてが実験的な作業そのものなんじゃないかな
で、その結果、楽しくて新しい音楽が生まれる

だから結論で返すけど、たしかにある種「実験的な」音楽だとは思う
でも、わたしはこうも思う
きっと、その実験的な作業は、創作・新しさを求めるすべての人に付きものだって。
きっと、星野源や米津玄師は、昔っからずっとそうやってやってきたんだって。

わたしが言いたいのは、いくらこっちが天才・天才って言っても、本当は本人は昔っから地道に実験やってて、その美味しいとこだけ見てるってこと

実験…全部実験だよねぇ。挑戦だよ挑戦

ていうか、きっとこの人たちは、生き方が挑戦的(チャレンジャー)なんだと思う 前のめり!
それが歌にも、作品にも前のめりで出てくる


あと、超具体的なこと言うと、
米津→洋楽の

ここらへんの音楽に影響受けて、かつオリジナルに作ってると思う
(既存の(ありがちな)作曲理論とかに影響受けてないんじゃないから、余計新しく感じる)


星野源→ブラックミュージック

( ↑これまだ聴いてないからわかんないけど)Earth,Wind & Fireとかそこらへん に影響受けてて(本で言ってる) 
かつ日本製っぽく身に馴染むかんじにつくってるから、新しいけど懐かしいかんじになるんだよね
でも本人自身の個人感情も最近ちゃんと(?)入ってきてるから、打ち込みとかを使った(本人が興味ある感じの)新しい分野の音楽にさらに一歩踏み出している そんなかんじ

「天才」って言葉もアレだけど、
人(じゃなくても)はみんな天才だと思うよ
ただ、個性を、自分を、やりたいを、大事にする、たぶんそれだけ

きっと、好きなことにはいくらでも実験を楽しめるんだと思う、人は

サポートされるごとに私のやる気が上がります。POWブロックのごとく。プゥン