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CSO(最高戦略責任者)になるということ、やっていくこと

こんにちは、株式会社マイベストの岸本です。4月21日付けで執行役員CSO(Chief Strategy Officer) 兼 経営企画部長に就任し、たくさんの友人からお祝いメッセージをいただきました。いつもありがとうございます^^
一方で、あんま見ない肩書きだねーとか、何が変わるの?とご質問もいただき、「確かにそう思うよなぁ」と思ったのと、経営企画コミュニティ所属メンバーとしてコンテンツ化する価値があるのでは?!ということで書いてみます。

CSO(Chief Strategy Officer)って何?

経営戦略責任者であるCSO(Chief Strategy Officer)とは、経営の戦略的方針を決定し、実行する責任を持つ役職である。具体的には、会社の使命やビジョン、長期的な目標を策定し、ビジネスモデルやマーケティング戦略、M&A(企業の合併・買収)などを企画・実施することが求められる。CSOはCEO(最高経営責任者)やCFO(最高財務責任者)とともに、企業の成長戦略や市場環境の変化に対応するための意思決定を行う重要なポジションである。近年、日本企業でもCSOが設置されるケースが増えており、経営陣に欠かせない役職の一つとして注目されている。

Chat GPT先生より

流行りに乗ってジピってみました。noteさんのAIサポート便利ですよね。今回の就任の発表はサプライズだった※のですが、経営企画の責任者として入社する際に、キャリアとしても、マイベストを強化する要素としてもCSOは魅力的なロールだと思います、という話をしていました。
上記Chat GPT先生の定義を元に入社時の「マイベストの状況」と「岸本の経験知」をかけ合わせてもう少し書くと

  • CEO(吉川)やCFO(木本)がコアとなり会社を牽引している中、両名と協力し企業の成長や市場環境の変化対応を強化することがレバレッジポイントなのは自明だった

  • 岸本はCSO経験は無いものの、会社の使命やビジョンは明白(=インターネットで最高の選択体験を実現する)であり、長期的な目標策定、ビジネスモデルやマーケティング戦略、M&A(企業の合併・買収)などを企画・実施した経験はあり、あとはマイベストでそれができるか?意義があるか?というチャレンジポイントが明白だった

という形で、Chat GPT先生が教えてくれた定義にキレイに整理できました。マイベスト独自のCSOニーズがあった/定義したというより、文字通り”近年、日本企業でもCSOが設置されるケースが増えており、経営陣に欠かせない役職の一つ”として、マイベストでも活用できるんじゃないか?という発想での議論でした。
※余談ですが、全社イベントで本当に何も知らされずいきなり言われました。就任コメントはしどろもどろになりますが、サプライズっていいですね。

どういう経緯でCSOになったの?

前述の通り、入社前の選考で話をしていたものの、「マイベストでそれができるか?意義があるか」が論点でした。
また、マイベストには経営企画の専任担当がおらず求人もあったので、まずは「基本の目線としてあるべきものをきちんと準備するところから(マイナスをなくす)」「未来の姿としてCSOとしてワークするイメージを作ろう(プラスを増やす)」という意志で、経営企画責任者として入社しました。なお経営企画としての動き、は下記別のNoteにまとめているので割愛します。興味のある方はご参照いただき、スキしてくれたら大変うれしいです【PR】

ちょっと話がずれる&CSOになった経緯かどうかはわからないのですが、岸本は個人の転職=法人におけるM&Aと一緒だと思っています。前職で人材事業を立ち上げたときも、過去のM&AのソーシングやDDの知見を使ってよいクライアント発掘したのが突破口でしたし、入社後の動きをPMIの知見をつかってフォローしていました。
そんな岸本自身が転職するからにはもちろん「ぼくの100日プラン」を作っており、上記Noteに書いたような経営企画ミッションの実行だけでなく、「岸本がなるかどうかは別として、CSOがワークしているマイベスト」を未来像として、細かくはオフィスの歩き回り方や、その時の服装、声のかけ方、NotionやSlackの確認から、大きくは機関設計(MTGや参加者アジェンダの調整)、業務フローやシステムまで広く見ていた感じです。(KPIとか取引先とか事業関連のものは経営企画業務で自動的にインストール)
そのおかげで、少なくとも就任直後に「やべーどうしようなにしよう」というより、シームレスに「経営企画としてよりCSOとしてこれはやったほうがいいな」ということがちゃんと仮説立てて取り組めるようになってはいます。うまくいくかどうかはこれからですね。

CSO目指すならどうしたらいい?

経営企画コミュニティ貢献のためにこれは書かねば、と思って見出しを作ったものの、あくまでいちケースだよ、という免責をいれつつ悩みながら書いてみようと思います。異論は受け付けるのでご意見ももらえたらうれしいです^^ DMも開放しているのでお気軽に。

  1. 自分の中のCSO像を持とう
    例えば岸本の場合、もともとソフトバンク笠井さんや、ホンダの藤沢さんといった参謀に共感がありつつ、きっかけはテンセントのスーパセル買収のニュースで、ジェームズ・ミッチェル氏がCSOなんだーという流れで具体的な人物ベースのイメージをつけていきました。

  2. 実行まで責任を持ってフォローしよう
    「戦略責任」というと、計画作成や資料作成、機関(会議)の運営だけになりがちだと思います。いわゆる事業会社で「コンサルっぽく終わっちゃう経営企画」みたいなイメージです。特にITベンチャーでは、ここを乗り越え、実行までやりきる意志、事業現場の把握とコミュニケーションは必須だと思います。

  3. CEO、CFOとたくさん話そう
    当然ながら、株式会社の意思決定機関として取締役会がベースになります。そういうオペレーション上の意味でも、会社の未来を考える上でも、良い戦略を描くとか、考える以前に、CEO&CFOとのシンクロ率を上げることは必須条件だと思います。もちろんそのためには、ただダラダラ話ししたり、飲み会をする、1on1をするという意味ではなく、きちんと話する、また話する時間を作る、意義のあるテーマを常に持ち寄るといった事前調整も含めたアクションが必要だと思います。究極、CEO/CFOだけでなく、ベンチャー環境においてキーマンと対話するうえでもっとも重要なのは、きちんと話するマインドシェアを作りに行くこと、だといっても良いと思っています。

  4. 自分なりの戦略を描こう
    会社という迷宮 経営者の眠れぬ夜のために から、すさまじいパンチラインを引用します。戦略の責任者である以上、理解されやすい、通りやすい、わかりやすいものではなく、意志と信念の産物から、現状の延長上にない非連続の成長をもたらす戦略があるのだと思います。そのうえで、きちんと伝わるようわかりやすくする/説明する、という順番かなと思っています。

「戦略」とは、深みを覗いた人間が、そこに見出した何かに挑もうとする強靭な「意志」と「信念」の産物である。

だからこそ、場合によっては、理解されないこともあるが、それがある意味でその深さの証左でもある。それでよいのである。それでもわかる人には、わかる。何が、わかるのか。それは、「構想」の内容の逐一の仔細ではない。それが、本当に深く考え抜かれたものなのか、それともただの思いつきに過ぎないのか、がわかるのである。

それが「意志」のないところに「戦略」はなく、その人間の「信念」に深さがなければ、そこに優れた「戦略」は生まれないということの本質である。

石井光太郎『会社という迷宮』(2022年、ダイヤモンド社)

岸本はCSO選んだ側ではないのであくまで私的に意識したこと、という感じですが、なにか参考になれば嬉しいです。

で、マイベストのCSOとして何をしていくの?

直近は経営企画部長としての職務メイン(採用せねば・・・!)なので、前回Noteをご参照いただければと思っています。そのうえで

  • 役職がついたので社外との取り組みはブーストができるはず。採用強化、アライアンス強化、M&A加速したいので、役職者とのアポ/面談数をKPIとしてる皆様、お気軽にDMください!

  • 順調な成長を遂げている一方、どうしても影響範囲が大きくなってきて、部署横断のシナジーは生みにくくなっていると思っています。社内でも気軽に相談してもらって、どんどん部署間整備、もしくは横断PJ化を明示して推進していきたいと思っています。

  • もっとも重要なのは全社戦略、計画の進化です。これまで以上に時間/マインドシェアをしっかりここに割きたいと思っています。清水亮さんの神ブログを音読しつつ、ここは自分の限界と勝負していくつもりです。

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