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読み聞かせした本(21)『ホホジロザメ』2023年9月

小学校の図書館司書をしています。
図書の時間に読み聞かせをした本や紹介した本について書いています。

読んだ本『ホホジロザメ』 沼口麻子 文 関俊一 絵  福音館書店


選んだ理由

・写真が美しいノンフィクションの本が続いたので、迫力のある絵が魅力的な絵本を読みたいと思った。
・ちょっと大きめの本で、表紙のホホジロザメも圧倒的な存在感を放っているから。

子どもの反応

・カウンターに置いてあるのを見て、「MEGだ!」「メガロドン!」と反応していた。
・「今日のは写真ではなくて絵です。」と表紙を見えると「え〜!」と驚いていた。「ダジャレを言わそうとしたわけではなくて…」と言うと何人かが気づいてニヤニヤしていた。
・表紙をめくっても「写真みたい」とつぶやいていた。
・6メートルを超える、というところで大きさを実感していた。
・子ザメは120センチメートルぐらいで生まれてくると知り、自分の身長と比べてその大きさにびっくりしていた。

読み聞かせた感想

・オットセイをホホジロザメがとらえる場面は苦手な子もいるかと思って、「怖いのが苦手な人は目を隠してね」「指の隙間からそ〜っと見てね」とページをめくる前に予告をした。結果、ほとんどの子が前のめりでしっかり見ていた。「すんげ〜」「ぎゃ〜」と反応があった。白目をむいているのにも気がついていた。
・ホホジロザメが無敵ではないとわかってくるとる、シ〜ンと聞き入っていた。

気づき

・『ラブカ』や『リュウグウノツカイ』など、生きものに詳しい子がクラスに何人かいる。豆知識を披露してくれる。
・私が子供の頃『わくわく動物ランド』という番組があって、毎週楽しみに見ていた。司会の関口宏さんが弱肉強食的なシーンのときに、「自然界のおきてなのです。」というようなことをおっしゃってた。どんなセリフだったかはっきり覚えてないけど、こども心にすごく納得したのを覚えている。今の子どもたちはそういう機会が少なくなっている気がする。本でふれるのも貴重な機会だと思う。


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