読書の記録(47)『子どもの自己肯定感を高める10の魔法のことば』石田勝紀
手にしたきっかけ
voicyで石田勝紀さんを知った。「シングルタスク型」「マルチタスク型」というのを知り興味がわいた。
心に残ったところ
私がvoicyを聞いていて、もうちょっと詳しく知りたいと思ったことは、第3章 悩めるママたちの相談室 のQ2にあった。
「言っても言わなくても勉強しないんです」というQに対して、Aは「お子さんのタイプを見極めて、対応してみてください。」だった。「子どもにふたつのタイプがある」という前提があるらしい。
ここを読んで、あ~やっぱり、と思った。塾の宿題に追われて自分の好きなことをしたり、ゲームをしたりする時間がなくなるのが嫌だ。夜は早く寝たい。(基本、10時台に寝ていた。)塾から帰ってきてから、何か食べて、お風呂に入って、学校の課題をやって、塾の宿題をやって…というのは自分には無理だと言って長男は塾に行かなかった。塾に行っている人が授業中寝ていたり、塾の宿題を学校の休み時間にやっているのを見て、大変そうだと思っていたみたいだ。
塾にいかなくても大丈夫だった長男の様子を見ていた次男がこの春中学生になった。次男も今のところ塾には行かないと言っている。中間テスト、期末テスト、と1学期の2回のテストを終えたが、勉強する様子が、長男と次男では全く違う。
長男はなんとなく提出物を終わらせて、なんとなく全体の復習をする感じで、ゆるゆると進めていく。気が向いた教科から始めて、しばらく同じ教科ばっかりしている。「覚えたか確認したいから問題を出して。」と言うのでワークなどを私が読み上げて、口頭で答えるというのに付き合っていた。書いて覚えるというよりも何度も教科書などを読んでいるうちに、自然と覚えていくと言った感じ。学校からテスト計画表みたいなものをもらっていたけれど、目標点と、実際の点数と、反省を書くぐらいであまり活用していなかった。
次男は、この日までに提出物を終わらせて、ここまでに暗記を終える、というのを自分で計画して進めている。勉強した時間もきちんと書き込んでいる。明日は○○と○○をやる、というのを学校で配られた連絡帳(予定帳)にも書き込んでいる。そして私にも、「明日は○○と○○をやる」と聞いてもいないのに、宣言する。「何をどう勉強したらいいかわからん」といいつつ、体育や音楽はオレンジのペンや赤シートを使って、自分でまとめのノートを作っている。
長男は「シングルタスク型」次男は「マルチタスク型」。このページを読んで自分はどっちだと思う?と聞いたら、それぞれこう答えた。私自身は「マルチタスク型」。だから長男の勉強スタイルは見ていて心配になった。本当に覚えているの?書かなくても覚えられるの?と思っていた。でも、長男は他の人が見落としていた教科書の端っこのコラムみたいなところから出された問題を解いたりしてた。読書が好きで、活字が好きという特性が活かされてた。何が幸いするかわからない。
勉強の仕方は視覚優位なのか、聴覚優位なのかでも変わってくるだろうし、人それぞれなんだなあと、たった2人の子どもを見ていても感じる。ゆるゆると雑学的に知識を得て積み上げていく子もいれば、集中して1週間とか2週間でぎゅっと知識を系統立てていく子もいる。どちらもありなんだなあと思う。
どちらもありなんだけど、期限を決めずに自分の好きなことを探求していく勉強や自学などは「シングルタスク型」が合っていていて、結果を出す日が決まっている(入試とか、資格試験とか)勉強は「マルチタスク型」が合っているような気がする。どちらもできるのがいいような気もするし、どちらかの方法でもあるレベルまで知識として習得できれば入試などの期日が決まっているテストにも対応できるような気がする。
まとめ
仕事をするようになると、何かに特化したとがった人も求められるし、なんでもそつなくこなせる人も求められる。どちらの人もいて、チームで仕事ができるのがいい職場なんだろうなあと思う。
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