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読み聞かせした本(24)『ふたりはともだち』2023年10月

小学校の図書館司書をしています。
図書の時間に読み聞かせをした本や紹介した本について書いています。

読んだ本『ふたりはともだち』 アーノルド・ローベル作 三木卓訳  文化出版局

選んだ理由

・国語の教科書に『おてがみ』がある。『ふたりはともだち』には『はるがきた』『おはなし』『なくしたボタン』『すいえい』『おてがみ』の5つのお話がある。
・『おてがみ』以外のがまくんとかえるくんの掛け合いも楽しんでもらいたいと思った。

子どもの反応

・本を見せると「教科書に出てきた!」「教科書のといっしょ!」と驚いていた。教科書でしか読めないと思っているのか、「本がある」ということにびっくりしている。毎年こういうかわいい反応がある。

読み聞かせた感想

・本のサイズが小さいので、見えにくいかもと心配したが、がまくんとかえるくんのやりとりが楽しいらしく、にこにこ聞いていた。
・『はるがきた』ではカレンダーのところで喜んでいた。
・『おはなし』では、水をかけるところでびっくりしていたけど、「かえるやから大丈夫!」というツッコミがあった。
・『おはなし』は「日記みたい」と喜んでいた。自分が書く作文や日記と重ねているのだと思う。
・『なくしたぼたん』では「またちがうで」といったつぶやきが聞こえてきた。変化のある繰り返しが楽しいらしい。
・『すいえい』では「カエルやのに、水着?」と突っ込んでいた。

気づき

・がまくんとかえるくんのセリフがわかりやすいように、がまくんの方はちょっとだけゆっくり、低めの声で読んだ。
・教科書に出てくる本や、同じ作者の他の作品を読むと興味を持って聞いている。
・本を読むタイミングも大事だと思うので、ちょうど興味が高まっているときに読み聞かせできるように用意したい。

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