[bosyu] 481件の募集を集計してサービス内容を分析してみた。
Twitterを見ているとOGPを使った募集ツイートがいっぱい流れたので調べて見るとbosyu.meというBasecampの坪田さんがリリースされているサービスでした。
ちょっと興味あるので調べてみました
bosyu とは?
bosyuは、TwitterやFacebookのつながりを活用したソーシャル募集サービスです。
以下のnoteからの引用です。
TwitterのOGPを使ったサービスで言うと、質問箱が頭に思い浮かびますが使い方としてはかなり違います。
bosyuの流れ
1. 募集を作る(お題の作成)
2. フォロワーさんが応募する
3. やり取りをする(クローズド)
質問箱の流れ
1. 質問箱を作る
2. フォロワーさんが質問する(お題の作成)
3. 質問の答えをタイムラインに公開する(オープン)
上にbosyuと質問箱の使い方を示しましたが
・お題を提示するのが自分なのか、SNSのフォロワーなのか
・やり取りがクローズドな場で行われるのか、オープンな場で行われるか
という2点が大きく異なります。
また、SNSに限定しないマッチング形態でいうと、出会い系・婚活サイト、地域マッチングアプリのようなものが挙げられます。
出会い系・婚活サイトよりは地域マッチングサービスのマルカリアッテ(サービスのクローズが決定している)やジモティーがbosyuに近いでしょう。
上で上げたマッチングアプリは能動的にユーザーがアプリを開くことでマッチングするのですが、bosyuではTwitterのツイートとして流れてくるので「ユーザーが受動的であってもマッチングの確率がある」という点が特徴的です。
集計対象
bosyu.me はサイト上から募集の一覧を見ることが出来ません。これはSNS上の知り合いに対して募集をするというサービス内容からすると妥当です。
そうなると、TwitterかFacebookの投稿からリンクをURLを知る必要があります。
Twitterは投稿内容を取得するためのAPIを提供してくれているので、今回はTwitter APIで bosyu.me で検索し、検索結果に現れたツイートの投稿を対象にしました。
その結果、4/16 23:30時点で1249ツイート、498募集が対象となりました。
(同じ募集を複数回ツイートしているケースがありツイートが多くなる)
集計結果
- 求人
- ご飯
- 仲間
がトップ3になっています。
求人が多いのは募集という響きが求人を想起させるということと、仕事が絡んでいると一定の投稿しやすさがあるような気がします。(いい職場であれば)
お茶・ご飯が多いのはPlaceholderに入っているために投稿されやすい内容で運営が一番想定していた内容なのではないでしょうか。
以下ざっくりカテゴライズされた募集に対しての考察です。
**募集内容:マッチングアプリで行われていた募集**
仲間募集は、今までアッテやジモティーなどの地域マッチングアプリで行われていたものと近い。
Twitterで募集出来るというのはハードルが低いし、ある程度Twitterの興味でフィルタリングされているので趣味アカであればマッチング率高そう。
欲しいものや買いたいものを募集するものもいくつかあったが、不特定多数に届くものではないので相性は悪そう。多分こういう人達は別の募集方法があると思った。
相方募集(彼女・嫁募集)は出会い系よりハードル低く、募集しやすい内容であると思います。
全体的に、あらゆるマッチングアプリで行われていたマッチングがごった煮でやられているカオス感が面白い。その中にも相性が良さそうなものと相性が悪そうなものがあるのでプラットフォームの違いを感じられます。
**募集の時間軸:期間限定な募集と継続的な募集**
イベントの相方募集や、期限指定のある飯系の募集は期間指定があり、逆に「いつでもどうぞ」のような募集もあり、想定する時間軸がバラバラです。
期間限定な募集を数えようかと思いましたが内容をしっかり読む必要があり諦めました。
こういった募集はサービスリリースから期間が立つほど溜まっていくので、死んだ募集とかの扱いはどうなるか気になります。
そういった意味でもGIRAFFEが買収した質問箱は、時間軸が長めにとってある質問のエントリーポイントだけを用意できているのが頭いい。
**募集する曜日**
4/14, 4/15は休日でしたが、休日は皆さん募集を行わないようです。
求人やインタビューといった仕事に関する募集は極めて少なくなっているのでそれの影響が大きいことがわかります。
**募集へのアクションからの時間軸**
考える時間軸はもう一つあって、募集してからの時間軸という観点もあります。
**その他に気になったこと**
・テスト投稿している人が意外といる。
・説明欄にURL入力する人がいるのですが、投稿内容は画像になるのでタップ出来ない。
・求人やインタビューなど真面目な内容の募集が多いですが、「ゆる募.me」というサービス名だったらカジュアルな投稿内容が多くなったかもしれない。
bosyuに思うこと
こういったTwitterのOGPを利用するサービスというのは、昔でいうと脳内メーカーのような個人で完結するものだったのが、質問箱でコミュニーケーションの要素が入って、その流れを汲んだサービスであるなあという印象。
また、会社ではなく個人が求人を出すというのも個の時代らしいサービスでかなり好き。
bosyuと質問箱の仕組みの差についても考えさせられます。
質問箱はお題はフォロワーが考えてくれるって点で、何も考えずに使い始めることが出来る。
また、やり取りがオープンな場で行われて、それをきっかけに新しい質問が生まれることがあるという点で、質問箱を作ったせせりさんの凄さを再認識させられました。
これからもWebサービス、スマホAppウォッチャーとしていろんなサービスの解剖していく所存です。
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