「33の子育てから見えた9のヒント」9月末発行!!
こんにちは。sodatekuです。
私達は岡山市で親と子の育ち応援をしているグループです。
活動のメインは、お母さんを対象にした座談会なのですが、違った形でもっとたくさんのお母さんを応援できないかと以前から考えていました。
そして、やっとこの度形にすることができました。
どんな形になったのか、どういう経緯なのかなどをちょっと長くなるかもしれないのですが書いてみようと思います。興味があるようでしたら最後まで読んでもらえると嬉しいです。
子育てには、親子の数だけ形がある
子育てには正解がないとよく言います。
だって、親も子もひとりひとり違う「ひとりの人」だから。お母さんの数だけの子どもとの関り方があって、親子の組み合わせによっても関係性は違っています。お父さんも誰一人同じ人はいなくて、家族の形も同じものはどこにもありません。
ということは、正解がないのではなくて正解は親子それぞれにあって、家族それぞれにあるのではないでしょうか。
子育ては24時間、365日の休みなしの大仕事。次から次へといろんなことが起こって、正解もわからないけど対応しなくてはならない。
お母さんは、自分の今までの育ちや経験を思い出しながら、子どもとの関係を築こうと精一杯頑張っています。それでも惑うことがあるので、いろんな専門家が書いた本をてにとります。
育児本で安心することもあれば、逆に不安になることもあります。それは、そこに書いてあることが自分たちに合わない場合です。
sodatekuの座談会では、ひとつの回答を出さないようにしています。
こんな方法もあるかもしれない。こんなふうに考えてみよう。あなたはどう思う?
ナビゲーターであるsodatekuの役割はお母さんたちと一緒に「育ち」を考えてひとりひとりの「気づき」を見つけてもることです。その気づきが積み重なることで必ずよりよい関りができるようになると信じているのです。
今どう考える?子どもの育ち~作文募集
今回私たちは育児応援本を発行します。
2020年1月に、座談会ではなく他の形で親子の育ち応援ができないか考えていました。sodatekuメンバーの3人だけではなく、もっとたくさんの「育ち」への「気づき」を知ることができれば、私たちもまた何かに「気づき」を見つけれるのでは。
ミーティングをしている中で起こった新型コロナウイルスにより世界規模の災害が起こったのです。座談会開催も中止となり、ミーティングもしばらくできない状態となりました。
コロナ禍、メンバーそれぞれの仕事を通して親子の戸惑いや困惑を知りました。私たち自身も子どもへの関りに対して再度考える機会となりました。
そこで今だから考えていた企画をすすめれるのではないだろうか。コロナ禍だからsodatekuにできることなのではないだろうかと作文募集をしたのです。
「今どう考える?子どもの育ち」をテーマに作文を募集したところ、のべ37人の方から寄稿していただくことができました。私たちが予想していた以上の数です。
高校生。お母さんお父さん。おばあちゃん。保育士・小中学校の先生。子どもと関わる仕事や活動をしている人たち。年齢、立場も様々な人からの文章でした。
どれもリアルな子どもとの関りの中での「育ち」に対しての「気づき」でした。何回か読んでいるうちに、すべての作文には共通する子育てへのヒントが隠されていることに気づいたのです。
これをまとめて本にすれば、誰かの気づきが誰かのヒントになって、日々のモヤモヤが少しでも和らぐはずだと考えました。
そして地元の出版社の力を借りて書籍化することになったのです。
そこから形になるまでとても時間を要しました。私たちは素人です。そこで、たくさんの人たちのアドバイスや協力をいただきました。
寄稿してくれた方々も含めて、みんなで作った本となりました。いつもの育児本とはちょっと違う風味の育児応援本となったこととても嬉しく思います。
自分だけではない様々な視点から「育ち」を考えることができる1冊となっています。
33の子育てから見えた9のヒント
著者:sodateku(ソダテク)・編著
体裁:A5判 並製本
ページ数:105ページ
定価:本体価格800円+税
発行日:2021年9月30日
ISBN978-4-86069-660-3 C0077
発行 吉備人出版
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親と子の「育ち」を応援してきたsodatekuが、「今どう考える?子どもの育ち」をテーマに集めた寄稿をもとにまとめた子育てのヒント集。第1章では乳児の母親からおばあちゃん、父親、学校の先生など幅広い層から寄せられた33の気づき。第2章は、4人の子どもに関わる仕事をしている専門家からのアドバイス。第3章は、sodatekuからのヒント。座談会で提供する手作りおやつのレシピも掲載。
※子育て中のお母さんだけではなく、子どもに関わる全ての人に手に取って読んでもらいたい本です。
著者プロフィール
sodateku(ソダテク)
「育ちを考える小さな集い てくてく」略してsodateku(そだてく)。
2016年4月に結成。岡山市のNPO法人主催の第1子の子育て応援事業「はぐはぐプロジェクト」のメンバーでもある3人が、「はぐはぐプロジェクト」から少し時間が経った親と子の「育ち」を応援している。
活動内容は、月1回の座談会、不定期にオンライン座談会、お母さんのための小冊子作成、stand.fmにて音声配信など。
メンバーは3人。
* NPO法人0-99おかやまおしえてネットによるプロジェクト。対象は、はじめての子育て(第1子)ママと0歳の赤ちゃん。子どもに関わる専門家の講座と季節の重ね煮を昼食で提供。全6回。2021年現在は休止中。
國末景子(くにすえ・けいこ)
1971年生まれ。sodateku代表。育ちエスコーター・小児科医。
親子の話を聴いています。幼少期より抱えてきた生きづらさは、社会での居づらさになりました。仕事や活動を通して親子の生きる姿勢に勇気をもらい、不器用で泥臭くてもいい、自分で考えて選んだ道ならば信じて歩こうと思えるようになりました。親子関係だってスマートでなくても大丈夫。うまくいかずもがく時期があるから前に進むことができます。育ちエスコーターとして出会う親子を勇気づけ、育ち合いたいです。
出井淳子(いでい・じゅんこ)
1973年生まれ。岡山市北区出身。助産師・イトオテルミー療術師。
病院、助産院での勤務を経て、2015年岡山市北区で外来・出張専門のマル助産院を開院。仲間の助産院のお産のサポートや自治体の赤ちゃん訪問にも従事。生まれる瞬間のエネルギーはすごい!という話に魅了されて、この職業を選択。生まれ育つことも産み育てることも命がけの大変な仕事です。そんな大仕事をした誰もが自分の力を信じて、持てる力を発揮し、今在る命を輝けるように、ともに考えともに歩み、ともに育っていきたいと思い活動しています。
洲脇美智子(すわき・みちこ)
1959年生まれ。広島市出身。特定非営利活動法人0-99おかやまおしえてネット(*)(子どもの育ちを専門家と一緒に応援するNPO)代表理事。『はじめての育児は、ストレスの限界を超えていた』、きっと私だけじゃない!と奮い立ったのが活動をはじめたきっかけ。子どもには発達段階がある、個性がある、そして何より地球で育つ生き物である。この事実について語り合う時間を大事にしています。 現在はふたつの小さな保育園を運営しながら、幼児期にこそ大事にしたい「思考のみちすじ」について深読み中です。
目次
子育て中のあなたへ
9のヒント――ヒントがあなたの気づきになる
ヒント1 小さくてもひとりの人
ヒント2 共にすごす時間を大切に
ヒント3 子どもを見ることで、気づく
ヒント4 自ら育つ力を持っている
ヒント5 信じよう、子どもの持つ力
ヒント6 あなたの在り方を整える
ヒント7 はじまりは、家族から
ヒント8 社会は見守ってくれている
ヒント9 あなたはひとりじゃないよ
ここにも、気づきがある
育ちを応援する現場から
「育ち」を考える
これからもずっと、親と子の応援を
sodatekuのこと
申し込み・問合せ
2021年8月末までに申し込みしてもらうと送料無料でご自宅まで郵送します。発行後は書店でも購入できます。
たくさんのお母さんや子どもに関わる人に読んでもらいたい!お近くの必要としている方にもプレゼントしてくださいね。
※おかげさまで現時点でたくさんの申し込みをいただいています。お母さんだけではなくおばあちゃんが娘夫婦に送りたいとの問い合わせもありました。子育て支援している方からまとめて購入の希望もありました。ありがとうございます!
以下のURLからサイトの申し込みフォームを利用してください。
※メンバーそれぞれの仕事もあるなかでの対応となります。申し込みフォームでの申し込みにご協力ください。申し込み後しばらくして支払方法のメールを送ります。
小さな積み重ねが誰かのために。いただいたサポートは今後の親子支援の助けになります。先ずは、今企画中の「今どう考える?子どもの育ち」で募集した作文の冊子作成のために使います!よろしくお願いします。