見出し画像

私がACだと気がついたきっかけ


私がアダルトチルドレン(AC)だと気が付いたきっかけは、なんと自分の親子関係より先に
パートナーの親子関係に疑問を抱いたことです。

これまた自分の厄介な性格だなぁと思うのですが、パートナーとパートナーの母の間でトラブルが起きた時に
干渉しないようにしようと思いつつ、その問題があることでめっちゃストレスを抱えたんです。
首を突っ込みたくないのに気になる…私が何かしなきゃいけない。みたいなそんな感じ。


パートナーも母もお互い冷静に話せば済む話なのに、パートナーの母に至っては彼の人格を攻撃することや、子供時代の彼にはどうしようもなかった金銭面のこと(学費とかね)を引き合いに出して彼をなんとかして黙らせて屈服させようとする言動があって
あれ、なんか、ちょっと、流石にそこまでいくとおかしくない?と疑問に思いました。

彼に聞くと小さい頃からどんなに理不尽なことでもこうやって口答えできないようにされてきたと聞いて、よもや私はこの母と今後仲良くやっていけるかと心配をし始めたのです。

加えて彼に連絡しづらくなった彼母が、私に何度も彼を説得するようにと連絡をしてくるのもストレスでした。

内容はいつも
・私は悪くない理由(長々と)
・子供が親に反論するなんて許せない
・あいつは小さい頃からずっとこうだ
・佐藤ちゃんからもなんとか言ってやって

というもので、しかし私実はお母さんが彼に対して大きな嘘をついているのを知っていたんです。

でもお母さんにとって「いい子」でありたくて本心を言えず、なんとかかんとか誤魔化して連絡を返して過ごしてきましたがジワジワジワーとストレスが溜まり
ヤバいぞ、これ限界かもと気がつくまでなにも対処をせずにいました。


爆発寸での時、彼の母はなぜ頑なに自分の間違いを謝らないのか、自分の立場が悪くなりそうになると嘘を重ねて自分を守ろうとするのか、または彼を責めたてることで黙らせようとするのか
良し悪しは別として彼の母の中で心理的になにが起きてるの?と気になってしまったんです。

本当にお節介なことと分かりつつ気になったら調べ尽くさないと納得いかない私は、ネットやら本やらで彼の母になにが起きているのか調べたのです。


人格障害のことやら、心理的にこういう発言をする人はこんな人!など、いろいろなものを目にした中で最終的に行きつき私の目を奪ったのは
「毒親」の文字でした。

そしてそれを読むうちに、彼のことや彼の母のことなどすっかり忘れて
「あ…れ?これってうちの母のことじゃない?そして私のことじゃない…?」と感じるようになったのです。

毒親という言葉を初めて聞いたわけではないけれど、こんなに真正面で存在を意識したのは初めてのことでした。


私と私の母との関係はまたそのうち書くとして、
私の人生のつまずき、原因の分からなかった生きづらさ、依存体質、NOを言えない性格、自分で自分を責め続けてしまう癖
それの根本的な原因はここにあったのではないかと思うようになりました。


もちろん葛藤はありました。
母を「毒親」と認めたくない気持ち、でも湧き上がる母に対しての怒りや悲しみ。
自分の生きづらさはACだからではなくて自分のせいだと思いたくなる気持ち。

でももしもそこに答えがあるのだとしたら、今向き合わずに一生を過ごしたら
私は正体不明の苦しみの中で生涯を終えるような気がして、それこそしんどいのではないか。

希望もありました。
学べば自分を取り囲んでいた苦しさを取り払って、ありのままで生きられるようになるのではないか。


そこから私のAC勉強が始まるのですが、めちゃめちゃ時間がかかっている事と(今現在も)
めちゃめちゃ苦しかったってこともまた書きたいと思います。


なお、パートナーと母のケンカは冷戦状態でちゃんと解決したわけではないけれど
私は一切取り持つようなことはしないと心に決めて、どうぞ彼に用があるなら直接彼に連絡してくださいというスタンスを取れるようになりました。

なので今はその問題で心を乱されるようなことはなくなって、本当にそこにおいてもACの勉強はして良かったなと思えています。
完全に他人の顔色を伺わないで済むようになったわけではないけどね。


差し詰パートナーもACで、私たちはAC同士のカップルです。
だからこそ惹かれあって一緒になったのだろうけど、一緒になってからは小さな事から大きな事までたくさんトラブルが尽きませんでした。

でも今は互いにACであることを認めて頑張っています。
一緒にはいるけれど、精神的な自立を個々にしようとしています。

それってやっぱ難しいのかな?
まぁ、やってみなきゃ分かんないよね。
そして出来たらきっとすごいよね。


それではまた!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?