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型式組列 type series


 ダーウィンの影響を受けていたオスカー・モンテリウス(1843-1921)は、かつては機能していた部分が形骸化したとされる「痕跡器官」の概念を考古資料に応用することで、数値年代に頼らない時期の序列である「型式組列」の方法を編み出した。
 モンテリウスによる「型式組列」は痕跡器官を含めた3点の検討を経て完成されるとしている。

・型式の痕跡器官の確認
・一括遺物の検討
・遺跡における層位の確認

 この手法を適用することで、トムセンの三時代区分法よりも細かな時間単位で遺物を区分でき、各地域それぞれの考古資料に時間的秩序をあたえ、相対年代(相対編年)を確立することができるとされた。

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