(6/22 18:00分)「昨日に続き、周りをみながら」引け後情報
昨日に続き、周りをみながら
今日の日本株は昨日の米国株高を引き継ぐような形で日経平均株価は200円程高く始まりました。ただしその後の動きは月曜日の動きを思い出させるような形で、朝高となって上げ幅を縮めていきました。
その他の市場の動きをみてみると、これも月曜日と同様にアメリカ株の先物が日本の場中で下落していくような形となっていました。また中国株は上海総合指数は軟調気味で引けもほぼ安値引けという形になりました。その他に韓国も安値引けでした。
日経平均も同様に下落率は0.37%でしたが今日のほぼ安値に近い値段で大引けを迎えました。
その後の欧州株をみても、昨日とは打って変わって各国下落が目立っており、米国株先物も欧州株が始まった時間で下落が進み、今日は全体的に昨日の反動が出ているような形にみえます。
上がったり下がったりの原油価格
世界的に今日は相場が弱気さが現時点でみえているなかで、特に顕著に動いているようにみえたのがWTI原油先物です。昨日は110ドル、今朝も109ドル台となっていましたが、日本の場中には105ドル台に落ち、現時刻(16:30頃)には103ドル台まで低下するなど、動きの荒さが目立ちます。
先週末には前日高いところで118ドル台だったところから次の日に安いところで108ドル台まで低下するなどという動きがありました。
景気後退懸念が原油の需要減をもたらす可能性などが言われていたりしていますし、他にも景気の先行きを反映しやすいといわれる銅の価格が最近下落しているというニュースがあったり(今日も下落しています)と、先行き懸念が市場の大きな話題になっている状態が続いていますね。
懸念の払拭にはやはり経済統計などの数字のポジティブさが欲しいところで、欧州での景気後退懸念も広がっているとすれば、欧州各国の経済統計も出来る限り確認しておきたいですね。
明日の注目ポイント
朝のnoteで述べたように金融関係者の発言が今晩は多いため、その後の動きが気になるほか、反落してのスタートがかなり目立つ今日の欧州株の引け方がどうなるかなど、世界各国の動向をしっかりとチェックしながら、明日以降の日本株をみていきたいと思います。
FOMCが終わって約1週間経ちましたが、景気後退懸念が広がったことで、イベント通過後もCPI発表前後の大きな下落を戻すような動きになりづらい日々が続いていますが、今度はPCEデフレーターという次の物価指数の発表日が約1週間後と近づいてきました。これに対する警戒が生じるのかどうかも気になりますね。とにかく市場全体が曇っている中で早く明るいニュースや数字が出て晴れ間がみえてほしいものです。
指数・今後の重要イベント
6/22 終値
日経平均株価:26149.55 (-0.37%)
TOPIX:1852.65 (-0.19%)
マザーズ:629.82 (-1.64%)
スタンダード市場TOP20:892.46 (-0.16%)
グロース市場Core:702.46 (-3.00%)
イベント
6/28 (火):配当・株主優待 権利付き最終日
6/30 (木):米5月個人所得・個人支出・PCEデフレーター
7/4 (月):インディペンデンスデー 米休場
7/7 (木):TOPIX浮動株比率の定期見直し公表日(実施日は7月最終営業日)
7/8 (金):米6月雇用統計
7/10 (日):参議院選挙 投開票日(6月22日公示)
7/13 (水):米6月CPI(消費者物価指数)
7/15 (金):米6月小売売上高
7/18 (月):海の日 日本休場
7/20 (木):日銀金融政策決定会合(~7/21 21日に黒田会見予定)
7/21 (金):ECB理事会
7/26 (火):FOMC(~7/27 日本時間28日早朝にパウエル議長会見予定)
7/27 (水):配当・株主優待 権利付き最終日