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マーヴェリックが腹を蹴られたら僕は背中を蹴られてた

どうも、物書きモトタキです。

初見映画ガタリズムなんて銘打って、観た映画の感想を書きなぐるコーナー。今回取り扱うのは『トップガン マーヴェリック』。しかもグランドシネマサンシャイン池袋の4DX SCREENでエンタメ体験してきたレポートをお届けする。

4DX SCREENはいいぞ

映画で楽しめるのは「音」と「映像」だけじゃない。そんな楽しさを進化させてくれるのが「4DX SCREEN」だ。こいつは「4DX」と「SCREEN X」の2つの演出が融合したモンスターの名である。

まずは「4DX」の演出について解説しよう。「4DX」は映像に合わせてシートが揺れて、ときには衝撃を与えてきて、匂いはたちこめるし、水しぶきもかかるし、熱だって感じるし、煙すらも立ち込めちゃって現実世界を演出しまくってくれる。

僕の「4DX」の初体験は『マッドマックス 怒りのデス・ロード』だった。背中をぼっこぼこに殴られ、ツバを吐きかけられ、青臭い草だらけの空間を通り抜けて、無骨な車を乗りこなした、なんなら血行すら良くなって健康になっちゃったご機嫌な想い出がある。

「4DX」を楽しむときは、あまりに演出が楽しすぎるのでストーリーはシンプルなほうがオススメだ。そういう意味では『トップガン マーヴェリック』はうってつけである。

ここまでで「4DX」の説明は充分だろう。お次は「SCREEN X」の説明だ。

「SCREEN X」の演出は超簡単。右と左の壁もスクリーンになるのだ。見渡す限りスクリーンになる。常にその全てで映像が流れているわけではなく、ここぞで映像が3面になるので没入感が半端ないのだ。

「4DX SCREEN」をモンスターと呼ぶ理由がおわかりいただけただろうか。

王道を貫くシナリオが心地良い

作品としての『トップガン マーヴェリック』のお話もしておこう。前作『トップガン』から36年の時を経た続編。そのストーリーは王道であり、前作を把握してればより楽しめるシナリオである。

『トップガン』における、マーヴェリック、マザーグース、アイスマンの立ち位置が再構成され、再采配された形。続編であり、シナリオの延長線上にありながら、リブートにも思えるのが面白い。

上官を怒らせるもトップガンにいき、恋をして、挫折しかけて立ち直って、実戦で危機に陥り奇跡的な活躍をする。そんなストーリーの筋もまた『トップガン』を思わせてくれるのがいい。

マーヴェリックは飛行教官となるが、どこまでもやり方はマーヴェリックそのもの。一匹狼のそれで、とてつもなくカッコいい。難関ミッションに向けて、トップガンの面々を鍛え上げて、任務を遂行する。

あまりにも王道すぎる展開が来る度にガッツポーズをした。4回ほどした。超楽しい。この作品は、あるべきところにあるものを楽しむ。それだけでいい。上等なステーキを噛み締めるような、それがいいのだ。

陸海空の乗り心地を楽しめ

4DXの醍醐味が詰め込まれていた。バイクに乗る、ヨットに乗る、戦闘機に乗る。3つの乗り物それぞれの乗り心地を再現したシートの動きがアトラクションとしての楽しさを倍増した。

ヨットでの水しぶきはもちろん。戦闘機に乗ってたらエンジントラブルで炎上した時、首の後ろに熱風が吹きかけられるの楽しすぎだろ。いや、まじで楽しい。本当になんなの、このエンターテインメント。

さらにSCREEN Xのおかげで眼前に広がる空の景色。切れ間がない。臨場感の化け物を全身で楽しめるの本当にいい。ぜひ堪能してみてほしい。

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