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コーヒー相場(2022.02.28)

かなり久々の投稿になりますが、現在のコーヒー相場に関して記載していきたいと思います。昨年の1月頃から上昇を開始したコーヒー相場価格はその後上昇を続け、非常に高い相場価格で推移しております。

そもそもの高騰理由は?

昨年2021年はブラジルは「裏作」にあたる年で、生産量が減産する年だったのですが、2020年10月からの雨量不足によってさらなる減産が予想されていたことから、相場価格はジリジリと上昇していきました。2020年11月頃から徐々に高騰した相場価格は2021年7月末に大きく相場高騰します。

2021年7月末にブラジルで霜害が発生したことにより相場価格は一気に跳ね上がります。霜害とは気温低下により栽培地が凍結、樹や葉も凍結して枯れ落ちてしまうというコーヒーの生産量に大きな減少をもたらす災害です。
詳しくは以前の記事に記載しておりますので良ければご覧ください。

ブラジルの減産以外の高騰要因

相場高騰の最もの要因はブラジルでの霜害による減産懸念によるものですが、他にも「エルニーニョによるコロンビアコーヒー生産量の減産」、
「コロナ蔓延による各生産国での収穫遅延、輸送遅延」、「コロナ蔓延による輸出用の船がブッキングできない、そもそもコンテナが不足」といった様々な事情からコーヒー相場価格は高騰しております。

実際にはどれぐらい価格があがっているのか?

コーヒーの取引価格はコーヒー相場価格と為替でおおよその価格が決まるのですが、単純計算でいうと昨年1月の価格と比べると170%ほど価格は上昇しています。この相場高騰を見越して値上げを行った大手メーカーの値上げ幅は15%ー20%程でしたので、企業努力では到底吸収できないコストアップになっていることから2度目の値上げがあってもおかしくない状況です。

今後の見通しは??

正直いつコーヒー相場が下がるかは今のところ全くわかりません。下がる要因としては2022年度のブラジルの生産量、ICE認証在庫数の回復、輸出遅延の解消といった点が大きな要因だと思います。

コーヒー相場に関する記事は上記にまとめておりますので、よければご覧ください。本記事をご覧いただき誠にありがとうございます!

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