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売れ型④

売れる間生み出す3問目の質問について話していきます。

みんなの不満を見つけ、人に嬉しい相手を見出したら、最後に必要なのは「拡散」です。

先ほども述べたように、このときの視点は思わず居酒屋で語りたくなるようにすることです。そのためには果たしてどうしたらよいでしょうか?


結論から言うとその答えは「ストーリーとともに語ること」です。


ここで言うストーリーは、小説等の物語とはまるで違います。

小説はそれ自体が読み物としての目的となりますが、ストーリーは商品が売れることが目的なので別物です。


僕はストーリーを、「商品が欲しくなる物語」と定義します。つまり広告的な物語と言うことです。

発見があるストーリーと共に語れば相手がより深く「不安」に共感できたり、より強く嬉しいと思えたり、よりたくさんの人に「話したい!」と思えるようになります。

特に3問思考の3つ目、「話したくなる」と言うポイントにストーリーは効果的。

まさに良いストーリーがあることで商品やサービスが広がっていくのです。


商品を得るためのストーリーとして、よく特別な製法、歴史、伝統などがありますが、もちろんそれだけがストーリーではなく「限定」や「ナンバーワン」、「コラボ」、「開発秘話」、さらにはそれを使っている有名人の本音などなど様々なストーリーがあります。さらにそこに、RPGや人生思考からの視点が加わると、商品やサービスを一気に自分事化して人に話したくなるのです。



例えばサントリーのお茶「伊右衛門」は発売当初、寛政2年に創業した京都の福寿園が作った本格的な緑茶と言うストーリーがあり、さらにそのストーリーを加速させるために、本木雅弘さんと宮沢えりさんの夫婦物語をCMとして流しました。

普通のお茶と、京都の老舗が作ったお茶。どちらが良いかと聞かれたら、後者の方が美味しそうですよね?そこにテレビCMで当時のターゲットが共感する憧れの夫婦のイメージが加わればきっと他のお茶よりこっちがいいなと思うでしょう。


「老舗ストーリー×人生思考から生まれた夫婦愛」

が伊右衛門ヒットの理由なのです。


このようにストーリーはいろいろな形でターゲットに伝わり、その人に効果的な影響与えます。ストーリーの形に定型はありません。

時代によっても、商品によっても変化します。


例えば「有名人の行きつけの店」、「1日限定虹色」「皇室御用達」「人気モデルがInstagramにあげていた」なんていうのもストーリーとして立派に機能します。あなたがストーリーを考えるときは、まず自分がそれを買いたくなるか?を考え、さらに誰かに話したくなるかと言う視点からストーリーを追求するといいと思います。


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