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相談者さんはコーチングを求めているのではない、というお話。

皆さん、こんにちは。ともです。


今日の朝にXでこんな発信をしました。

僕は「コーチング」という文脈でお仕事をすることが多いのと、仕事の半分以上は、相談者さんとの一対一でのセッションをしています。


僕が最近、対話でのご支援をさせてもらう中で大事にしていることは、


「コーチングに縛られない支援をすること」


です。


「コーチなのに、コーチングに絞ってやらないんですか?」という風に思った方もいらっしゃるかもしれません。


対話でのキャリア支援の基本スタンスはコーチングの思想や在り方を大事にして臨ませていただいているのですが、必ずしもコーチング的なアプローチのみに絞って実施しているってわけでもないな、とメタ的に自分自身のセッションを振り返って感じています。


コーチングを学んで、コーチングを仕事にし始めた時は、「聴く」「問いかけ」「フィードバック」というスキルに特化してセッションすることが価値であると思って支援に向き合っていました。


でも、コーチングをスタートして2年くらい経った時(2021年の夏くらいかな?)に、段々と「これが自分にとってのベストな支援なのか?」と思うようになりました。


僕自身、元々は転職エージェントという生業で"キャリアアドバイザー"という仕事を7年半ほどやっていました。基本的には相談者さんのゴールが「就職・転職」であり(ビジネスモデル的な話です)、そこに向けて伴走していく仕事です。


キャリアアドバイザーという仕事は、コーチングで大事にされている傾聴やフィードバックも駆使する職種ではありますが、がっつりティーチングもコンサルティング的なアプローチもしていく仕事だと思うんです。(ここは色々な見解がありそうですね!)


で、僕は"キャリアアドバイザーからコーチへ"というルートでキャリアチェンジをした身でもあるので、相談者さんに対して適切であろう情報提供(業界や職種、転職に求められること等)をお話を聴かせて頂く中でお届けする価値も大いに感じてきたと思っています。


そこに価値を感じた源泉の一つに、今までのキャリア支援の中で、相談者さんに合わせて情報提供をすることで、その方がイキイキと働ける状態へとチェンジされて喜ばれる姿を沢山見てきたということもあるでしょう。


でも、コーチングをスタートした当初は、


「コーチが情報提供しちゃったら、相談者さん自身が答えを見つけることの邪魔になるのではないか?」


ということを考えて、コーチングの支援にこだわっていた時期がありましたが、自分自身を客観視していく中で、


「コーチング的なかかわりに自らを絞り込んでしまっていること自体が、相談者さんの可能性を狭めるケースもあるのでは?」


とメタ的視点での気づきが、どこかのタイミングであって、それ以降は自分自身の理想のキャリア支援の像がくっきりとしてきた感じがありました。


それと同時に、相談者さんは、コーチングを求めているのではなく、"腹の底から納得感がある成長"を求めているんだろうな、という気づきも掴み取ることができた感覚がありました。


めっちゃ余談ですが、キャリア支援に携わる上で、「自分の理想のキャリア支援」は言語化しておくことが極めて重要だと思っております。


キャリア支援は無形のサービスであり、形がないからこそ、その人自身が価値になる仕事だからこそ、「私は●●という価値を対話を通じて届けたい」という感じで言語化が出来ていることが、支援の価値を飛躍させると思っています。


ちょっと話は逸れましたが、僕が届けたいキャリア支援を言語化してみると、

相談者さんの理想状態に近づくために、"アプローチの使い分け"ができるキャリア支援を体現すること

こんな感じのニュアンスだと感じてます。


「使い分け」と言えば聞こえはいいかもしれませんが、これがなかなかに難しいと感じてます。。。


ここの領域は鍛錬あるのみだと思っていて、常日頃からコツコツと、自分自身のキャリア支援の在り方を内省して言語化してアップデートし続けることだなと・・!!


ここまで読んでくださったあなたの少しでもプラスになる記事になっていたら、嬉しいです。


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ここまで読んでくださってありがとうございました!


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