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影どろぼう─夜の詩

ドアの外で思ったんだ
あと10年経ったら
何でもできそうな気がするって

でもやっぱりそんなのウソさ


何にも 僕はなれやしないまま。


8つ階段を駆け降りて
キミの顔を覗き込めば
何でも叶いそうな気がするって

でも やっぱりそんなのウソさ


何にも 僕はできないまま。

なぐさめもなく
やさしさもなく
そっと過ぎてく季節

かなしみもさえ
よろこびもさえ
すっと超えてく季節


何にも 僕は知らないまま。

指切りしない
近道しない
正しくもない
ウソツキじゃない
100年かかっても

頼りにもならない
あこがれもない
人影もない
何にもない
100年前から

気付いたら さみしい人だった。

いくら悩んでも変わりゃしない
さっさとあきらめなよ─
知らない間に夜になってるよ?


その ゆううつな顔を寝顔に変えて
眠ってる人が1番好きだから 

あの娘は 君のすやすやしてる
寝顔が1番好きだから


とは言え
時の流れはホントもウソもつくから
どうでしょうかねぇ、、





君のいちばん疲れた顔が見てみたいなー





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眠れない夜に

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