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シルクロードの旅(3)陝西省西安市③

前回の記事の補足。

展示物を触る中国の子供。
大人は止めるどころか、大人も触り出す。

さて、ここまできたところで中国でのSNSについて言及しておく。

中華人民共和国では情報統制のため、Twitter、Instagram、Facebook、LINEなど日本で広く流通しているSNSアプリは使用できない。
どころか、Google自体も使用できないのでGoogleマップも使えない。使用しようとすると通信がブロックされる。

この情報統制システムは万里の長城「グレートウォール」をもじってグレートファイヤーウォール「防火長城」と呼ばれている。

中華文明を攻略する騎馬民族にとって、長城の攻略が重要なポイントであったのと同じで、現代の我々もこのネットの壁をいかに攻略するかが、中国旅行の鍵であると言えるだろう。

歴史上、万里の長城は何度も騎馬民族によって突破されたのと同じように、ファイヤーウォールを突破するのは可能である。

まずは、騎馬民族は歴史上、例外なく時間がたつにつれて中国化していったように、旅行者も中国化するという方法がある。中国で広く使えるアプリを紹介しよう。

まずはWeChat(微信)である。微信とは、中華人民共和国大手IT企業テンセント(騰訊)が作った無料インスタントメッセンジャーアプリである。「微信」とは、微少の文字数の手紙を意味する。
【微信−Wikipedia】
LINEの代わりとして使用できる。また現地の中国人と仲良くなってメッセージを交わす時も便利である。

次はBaidu(百度) 百度は、中華人民共和国で最大の検索エンジンを提供する会社である。創業は2000年1月。本社は北京市にあり、「百度百科」(中国版ウィキペディア)なども提供している。全世界の検索エンジン市場において、Googleに次いで第2位(米comScore社、2009年8月調べ)、中国国内では最大のシェアを占める。【百度-Wikipedia】
検索のときに使えるかも。検索結果は全部中国語。まあ漢字だから雰囲気で楽しめる普通に日本語の単語を百度百科で調べるのも楽しい。

旅行でよく使うのは百度地図である。
Googleマップのかわりに使える地図で、バスの路線も網羅していて移動に大変便利である。

ケータイに中国旅行用に使えるアプリをまとめてあります。

続いての長城攻略法はVPNの使用です。
自分をネット上で別の国から通信してることにしてしまう方法です。それ用のアプリ(上の写真のVPNネコなど)を使います。こうすれば現地のWi-Fiを使っても通信できます。
【通信めちゃくちゃ遅いけど!!】
【遅さの体感的にはインスタグラムのストーリーを全員のやつ全部見るのは諦めるぐらいの感覚】
新疆の記事を書いたときにまた話そうと思っていますが、新疆ではVPNはほぼほぼ使えません。

最後は香港SIMです。
自分が持っているケータイのSIMカードのロックを解除して、日本にいるうちにAmazonで香港のSIMカードを買ってケータイに挿せばケータイが普通に使えるようになります。
私たちは香港シムをルーター付きモバイルバッテリーにに付けて2人で使っていました。
これも新疆では使えなくなりました。

さて、前回の続きに行きます。
碑林博物館から出て雨が降り始めた西安市。
私達は2人で旅行をしていたのだが、前日空港泊からの疲れもあり、お腹も空いていたこともあって休息をとることに。

お腹が空いてる時→タピオカ(女子かな?)
ジアレーありました。
日本より安いと思う。
22元(330円)
でも22元もあったら現地でご飯食べられるんですけどね。
まだこの時は現地の金銭感覚身についてません。

地下鉄に乗って移動します。街を歩くとやたらと目につくのは社会主義核心価値観。

社会主義核心価値観は中国共産党第十八回全国代表大会(2012年11月)以降、中国共産党が提唱、広く宣伝している価値観。
町のありとあらゆるところにいろんなデザインでこの価値観は宣伝されている。

富強、民主、文明、和諧、自由、平等、公正、法治、愛国、敬業、誠信、友善
が核心らしい。
言うだけは自由なんだろう。理想は高く。

さて、地下鉄の切符を購入
中国は移動のためのインフラ【バス、鉄道など】
が非常にやすく、地下鉄も2元(30円)から乗ることができる。
地下鉄に乗って陜西歴史博物館に到着。

高校の頃の漢文の先生曰く「無料で見れる」とのことだったが、無料では見れなかった。
しかも中国人の長蛇の列(列は割り込み放題ですけどね)で外国人のチケットの買い方もよくわからなかったが、たらい回された挙句なんやかんや後の時間の入場券(入場券は入場時間で区切られている)を購入30元(450円)

雨に濡れる西安市を移動。まだ入場まで時間があったので近くの大雁塔へ。 広い道、広い歩道、歩道を走るオートバイ

大雁塔(だいがんとう)とは、652年に唐の高僧玄奘三蔵がインドから持ち帰った経典や仏像などを保存するために、高宗に申し出て建立した塔。
【大雁塔−Wikipedia】
三蔵法師は僕たちの遥か前にシルクロードを旅した坊さんです。私たちは玄奘を追って旅を始めます。

大雁塔の前に立つ玄奘像
観光地の周りは破格の予算で整備されています。
広すぎて歩き疲れました。

さて、腹が減ったんでご飯食べます。

こちらは肉夾饃(ロージャーモー)は、中華人民共和国陝西省の料理。饃(モー)に肉を挟んだ料理である。その形状からハンバーガーと比較され、「中華ハンバーガー」「中国式ハンバーガー」(Chinese hamburger)などと呼ばれることもある。
ちなみにクッソ美味しいので西安に行ったら食べてみてください。

こちらはビャンビャンメンです。これも陝西省の料理です。ビャンの漢字は

何画なのかわかりません。中国料理は美味しくてとても良いです。日本人の舌に合います。
二つで29元(435円)

食べた店ではないけど現地の料理のお店。
観光地の周りはやっぱりちょっと高い。
中華料理って省によって全然違うんですよね。だから日本で食べてる料理が何省の料理なのか調べるのも面白い。

さて、陝西歴史博物館に入る。

寝てる警備員。警備員の仕事は椅子に座って寝る。携帯いじる。ボーッとするの3つみたい。
さすがシルクロードの出発点

いや中国人観光客多すぎる。
でも貴重な展示物が見れてとてもよい。

ちなみに漢の字は簡略化されて汉になってます。
さて、この日はとても疲れたのでこれで宿に帰りました。

夜ご飯は青椒肉絲【チンジャオロース】
これは福建の料理らしい。

青島【チンタオ】ビール。最高のビールです。7元(105円)

ではまた次回。次回は兵馬俑行きます。

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