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人生の岐路に立ったときに考えること
サンクコストという言葉を知っていますか?
それまでかけた費用・労力を“もったいない”と思う気持ちのせいで、これからの意思決定に影響を与えることを、サンクコスト効果またはコンコルド効果と呼びます。
英仏で共同開発をした超音波旅客機“コンコルド”が、事業として失敗する未来が見えているにも関わらず、それまでに費用をかけすぎたせいで誰も辞めると言い出せなかったことから、このように呼ばれます。
人生の大きな選択をするときに、
せっかくここまでやってきたから、とか、
これまでのことが全部無駄になっちゃう、とか、
そんな考えが頭をよぎることがありますね。
他人からそんなふうに言われることもあるかも知れません。
そんなときの考え方として、ご紹介したいのはこちら。
・経験が積み上がっているから、これまでの労力・時間は無駄ではない?
・でも、より得られるものが大きいのは、果たしてどちら?
です。
まず一つ目。
これまでやってきたことが無駄になると感じ、新しい道を選ぶのを躊躇ってしまうような場面に出くわしたらよく考えてみましょう。そもそも、本当に無駄になるのか?と。
世の中には、そこで辞めてしまうと無駄になるように作られているシステムは、たしかにいっぱいあります。
お客さんに離れていって欲しくない企業が、継続してくれると値下げされるようなサービスを展開していたりしますね。
でも、私たちの経験は、常に積み上がっていきます。
違う仕事に就いたとき、新たな仕事で前の仕事の経験が活かせるか無駄になるかは、自分次第です。
なので、それまでやってきたことが完全に無駄になるなんてことは、ありませんよ。
そして2つ目。
いつ辞めても無駄にならないなら、じゃあもうちょっとそのまま続けてみてもいいか…と思うかもしれませんが、それはどうでしょうか。
今更やめられない、と思ってしまった時点で、今よりも上手くいきそうな道が見えているはずです。
今の道の先にある未来と、新しい道を選んだ未来。得られるものがより大きいのはどちらか、ちゃんと考えてみます。
自分に合わないと思いながらも、もう2年働いてしまったし、3年働けば何か見えるって言うし…と思いながら過ごす1年
と
2年働いた結果自分に合わないことがわかって、より自分を輝かせられる仕事を選んでイキイキ働く新人としての1年
どちらが自分にとって幸せなんでしょうか?それぞれの道で私は何を得るのでしょうか。
せっかくここまでやったのに!今更やめられない!
と感じた時こそ、飛躍のチャンスは目の前にあるのです。
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