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16,深夜に死体と二人きりで林道をドライブ、その時の刑事課員の本音

今回は、死体と二人きりで深夜にドライブデートした時の心情を、ウソ偽りなく、カッコ悪くても本当の本音を打ち明けたい。

その変死体の現場作業が終わったのは、深夜1時ころ
一人暮らしの高齢女性の孤独死でした
死体は長い白髪がぐちゃぐちゃだった

現場作業中、別の事案が発生してしまった

そこそこ大きめの事案だった

現場にいた刑事課員がそちらに向かわなくていけなくなった

あと少しで終わるということもあり、私ともう一人だけ残ることになった

二人で現場を終え、死体を署に搬送するため、ハイエースの死体搬送車に遺体を載せた

現場にある警察車両は2台

一台はセダンの覆面車両、一台はハイエースの死体搬送用の車両

セダンの方はもう一人が運転して、すでに他の刑事課員が向かっている現場に向かうことになった

死体搬送車の運転は私になった

この時はまだ何も気づいてなかった

セダンの方は別現場に向けて出発

私も署に向かって車を発進させた

深夜で真っ暗な道、しかも現場付近はど田舎で、森林や田園が広がる地帯

走り出して数分後だった

トンネルに入った

深夜のトンネル、周囲に車両なし

ちょっと気味悪いなーと意識した瞬間

気づいてしまった

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最初のnoteにタイトル一覧を載せてあります。 1、記念すべき1体目は飛び散った肉片 2、死体なのに体内から音が。その音の正体は 3、初めての腐乱死体。腐乱死体とはどんな死体なのか 4、自殺と断定するには謎が残った白骨死体 6、一家全焼火災の焼死体と怪奇電話 11、傷害致死。飛び散った血痕のDNA結果はまさかの 15、解剖。そこで刑事が見るもの、聞く音、感じる匂い。 など。 15本は現時点ですでに決定しているnote。今後追加する場合もあり。 一度購入してもらえれば、すべてのnoteが読めます。

刑事課の時の死体現場のリアル話。 刑事の死体現場とはどんなものか、死体現場での刑事たちの本音とは ドラマや小説のようなファンタジーは一切な…

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