【勝手にコンサル②】独立系リフォーム会社の新ビジネス提案
今、スタンドFMで一番ホットな配信者と思われる寸尺かんなさん。「現役のリフォームプランナーだから話せる、忖度なしの業界裏話、リフォームの困り事、工事あるある話を配信します」という放送。
最初は、ガチでリフォーム業界の裏話だったのですが。。。
徐々に、かんなさんの引き出しの多さと、ストーリーテリングの才能が開花し、数々のヒットシリーズが生まれ、一躍、人気配信者に。
最初のヒット作は「最強カスハラ」シリーズ。全8話で構成されています。「え?そこ突いてくる?」という重箱の隅をつつきまくる札付きのクレーマー。実在するのが信じられないレベル。
業界のベテランであり、たいがいの癖つよ客は捌く自信があるかんなさんですら、受け止めきれないダメージを受けたという最強カスハラ客。
実は、かんなさんが配信を始めた理由は、このカスハラ客の話をひとりで抱えきれず、どこかで吐き出したかったからという真実も明かされます。
話の展開に合わせ、かんなさんのストーリーテラーぶりが発揮されていきます。次々と登場する、キャラの濃い登場人物たち。
コメント欄も大いに盛り上がり、「これ、テレビドラマになるんじゃね」とキャスティングについて、熱い議論が交わされ始めました。最終的にまとまったキャスティングは、こちら。
「最強カスハラシリーズ」に次ぐヒットコンテンツが団塊ジュニア世代の恋愛観と不倫事情。団塊ジュニア世代の女子に不倫が多い構造的な分析がとにかく鋭い。
このあたりから、ジェンダー及び社会評論家としての才能が表出します。
この、不倫と性的抑圧シリーズが、あまりの人気となり、このままではリフォームプランナーとしての存在感が保てなくなる。という危機感から誕生したのが「パフパフの家に人生の全てを注ぎ込む持ち家信仰の恐怖」シリーズ(全6話)。
数々の震災を経て、耐震性を強化すべく建築基準法の要求が厳しくなっていく。当然、コストがかかる。一方、日本人は、どんどん貧しくなり、少しでも安くと言われる。
その結果、大量に生まれたのが、内装資材を極限までコストカットした張りぼての家。これを、かんなさんが「パフパフの家」と命名。
内壁の内装はすべて壁紙。木目調のドアは、中身はスカスカで、当然、一枚板などであるはずがない。
そんな安普請だから、5年、10年したら、色んなところにガタが来るのは当然。その時になって、「大枚はたいてマイホーム買ったのに、リフォームでこんなにお金かかるとは想像していなかった」と泣きをみることに。。。
一方、初めて家を買う人は内装の資材まで頭が回らない。そこで、私からの提案です。
■独立系リフォーム会社への新事業提案
リフォーム会社主催で住宅購入初心者向けのセミナーを開催。参加無料。
住宅購入時の検討事項をレクチャー。特に、内装や設備について「10年後を見据えた、熟練のリフォーム師だからこその視点」をふんだんに盛り込む。
「おお、こういう視点も必要なんだ」と信頼を得る。
実際に内見に立ち会って欲しいという要望に対しては、有償メニューとして提供。
セミナー受講生は、ディスコードコミュニティ(無料)に参加可能。リフォームに関する基礎的な相談がいつでもできる。
コミュニティにて丁寧なアドバイスを通じて信頼貯金を貯める。
将来、リフォームが必要になった際、確実に受注が取れる。
ここでのポイントは、住宅メーカーや不動産屋は、既にセミナーを開催しているであろうが、そこは、どうしても利益誘導となる。「独立系リフォーム会社が完全中立なアドバイスをする」という点が最大の価値。
「買ってもらいたい」不動産会社の人は、購入を躊躇するようなネガティブなことは絶対言わないが、リフォーム会社なら、購入者の立場で真摯なアドバイスが可能。
以上、勝手にコンサルシリーズ、第2弾でした。