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【ダイエット インクレチン】飲むタイプの間食なら太らない?太ります!
良雄です、
今回は
「無糖でもノンカロリーでもお腹の中に入れば太るモト」
をお話します。
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「ダイエット中に
飴やガム、タブレット菓子を食べて
小腹を紛らわせてるの! 」
これ、前回「頭相反応」によって太ると説明しました。
・甘いものを口に入れても
・甘くないものを噛んでも
インスリンは分泌されて太る体になっていくのです。
「じゃあ、甘くなくて飲むタイプの間食なら良いの?」
残念ですがそれもダメです。
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飲むタイプの食品イメージは、
ゼリー
スムージー
野菜ジュース
牛乳
プロテイン飲料
等でしょうか。
流動食をイメージします。
甘くなく、
噛まない、
この条件は満たしているとお思いかもしれません。
1986年に行われた実験をご紹介します。
ブドウ糖を飲み込んだ場合と、
ブドウ糖を静脈に直接注射した場合の
インスリン分泌量を測定した実験があります。
静脈に直接ブドウ糖を注入した方が
血糖値上昇はダイレクトなので、
インスリンの分泌は良いはずと思います。
しかし結果は口から飲み込んだ場合の方が
インスリンが多く出たのです。
吸収されないで便として出てしまうなど、
効率が悪そうなものなのにです。
口から胃、小腸で吸収されるまでの間で
インスリンを分泌させる何かがあるということです。
それが、
「インクレチンホルモン」
によるものなのです。
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インクレチンホルモンとは
食べ物に反応し、胃や小腸から分泌されるホルモンです。
・グルカゴン様ペプチド-1(GPL-1)
・グルコース依存性インスリン分泌刺激 ポリペプチド(GIP)
の2種類が存在します。
何を食べたとしても
胃に到達して数分で反応し、
60分後には分泌のピークが来ます。
インクレチンホルモンが分泌されると
膵臓が反応し、インスリンを分泌させるのです。
「糖質ゼロならよいのか?」
糖質無くてもダメなんです。
カロリーの無い、
糖質ゼロの人工甘味料「スクラロース」を
飲み込んだ実験でも、
22%のインスリン値上昇が確認されたそうです。
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血糖値を上げる食べ物を吸収した時、
甘いものを口に入れた時や噛んだ時、
胃の中に食べ物が到着した時、
どの状態でもインスリンが分泌されてしまうのです。
インスリンがひっきりなしに出続けてしまえば
インスリン抵抗性を獲得し、
肥満まっしぐらなのです。
血糖値を上げるのは
糖質を含む炭水化物なので、
それだけに注力していたのでは
痩せないのは目に見えています。
ロカボダイエット、糖質制限ダイエットなどで
痩せる方もいらっしゃいますが、
これらだけでは期待する効果が小さいということです。
実際にインスリンが出やすいのは炭水化物です。
血糖値を上げてしまう為です。
それに加え、頭相反応やインクレチン反応も含めると
タンパク質も炭水化物と同程度インスリンが
上昇することが分かっています。
しかし、脂質はインスリンの分泌が少ないことも
分かっています。
「脂質を食べよう」
「ファットローディングしろ」
等と言われているのはこのことも意味しています。
いずれにせよ、
どの食べ物が胃に到達した時点で
インスリンは分泌されてしまうのです。
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しかし、
インクレチン反応は良い面もあります。
胃の中の食べ物を
小腸に届くのを遅らせる指示も出します。
これは消化が遅くなるので、満腹感が増します。
いわゆる「腹持ち」に繋がります。
ブドウ糖が入った炭水化物を食べた場合、
インクレチンの影響で消化が遅くなり、
ブドウ糖の吸収が遅くなるメリットが出てきます。
血糖値の上昇が遅くなるということです。
満腹感があれば追加で食べないし、
血糖値上昇が緩やかになれば
インスリンの分泌も少なくなる。
インクレチンはインスリンに対して
正反対の行動を見せます。
しかし、
どちらがどれくらい影響するか?
は各食品によって違うので
一概に善悪は言えません。
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インクレチン反応の「満腹感」に期待して
流動食を間食で取ることはダメです。
結局、お腹が空かないので、
通常の食事を十分に食べられなくなり、
必要な栄養を取ることが出来なくなるからです。
しかも、
間食でインスリンが出て、
それが消える前に
通常の食事でもインスリンが出る。
インスリンが一日中消えないということは
インスリン抵抗性の獲得に直結します。
肥満にも直結します。
間食を食べなきゃいけない理由ってありますか?
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今日のまとめ
「太らない体づくりは、お腹に何も入れない習慣から!」
冨士良雄
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