江戸時代の人間関係の豊かさに触れる01
江戸時代の生活や風習に触れてみたいと、前回の記事で書いた。↓
本屋をうろうろしていたら、こんな本を見つけた。
「新訂 幕末下級武士の絵日記」。現在の埼玉県行田市、忍藩(おしはん)の城下町に住む、下級武士が実際に付けていた絵日記だ。それを現代訳して解説した書籍である。
絵日記の著者日記をつけていたのは尾崎石城(おざきせきじょう)という男だ。石城は妹と義弟(養子)、姪とともに暮らしている。画才と文才に優れていた人物だったらしい。
石城は藩に私見を述べたために、咎めを受けた