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【感想文】逆ナンされるイケメン中学生からの呪い

元イさんなのだ!!


先日、とあるnoteの記事を発見したのだ。


そして、その記事を書いた人の本垢を見てみると、その記事よりも詳細なtweetが。

ぜひ読んでみてほしいのだ。



元イさんが昨日RTした時点ではご本人がセルフで行った1RTしかなかったのだが、この記事を書いた時点では2500RT、4000fav。

伸びるときは伸びるのだなぁ。



逆ナンされるイケメン中学生

note、ツイートの概要はこうなのだ。


塾の講師として教えてる子に、逆ナンされるほどのイケメン中学生がいた。

知らないおばさんにゲーム機を買ってもらうとか、彼が塾から帰る時に話しかけようとする女の人たちが群がっていたとか、


彼をめぐって女子塾生のボスと女職員が対立しており、私的な争いが表沙汰になって女職員が飛ばされるなど、女の争いがあったとか。


その飛ばされてしまった女職員の人とイケメン中学生がじゃれあっているところを見てショックを受けて、初体験をしにソープに行った話や


イケメン中学生の様なイケメンが、いかに女性を傷つけようとその存在が女性に求められているか、などが書かれているのだ。

そしてツイート主はイケメン中学生とのあれこれに二十代後半で呪われたまま四十代に至ったってしまった、という事だそうなのだ。


とても不幸でシビアな体験だと思うのだ。



別世界のイケメン

「女に愛されるイケメン」というものは存在するのだ。非モテの底、自分はどちらかというと人間どころか妖怪人間なんじゃないかと思う種類の男、つまり元イさんみたいな男からするとたまったものではないのだな。


「どれだけ努力しても、そのイケメンが本気を出したら叶うわけ無いじゃん」

そう心のそこから思ったものなのだ。


元イさんの実弟がその、女から愛されるイケメンだったのだ。


ほんとに元イさんの弟はイケメンで、芸能人でいうとこれに似てるっていう例えはあるのだが、その似てると例えた芸能人よりイケメンだからタチが悪かったのだ。


中学生の時あたりからとにかく女の子に告白されまくるので、切れたらまた別の子が告白してくるというように、彼女が数珠繋ぎのようになってたのだな。こんど里帰りしたときに詳しく聞いてこようかなって思ったのだ。



そんな、同じ親から生まれたのに逆立ちしても叶うわけがないと心の底から説得力のある形で思い知らされた男が、物心ついてからずっと同じ屋根の下にいるというのは、なかなかの地獄だったのだ。


元イさんも、取り上げたツイートの人と同じ呪いにかかってしまっていたのだな。

イケメンには逆立ちしても叶わない。自分はみっともない醜い人間であると思い込まされてしまったのだな。




いつもそばにいるイケメン・鏡にうつるブサイク

きびしい。世界はなんでこんなに残酷なのか。

同じ親でここまで違うか。

残酷なのだ。


たまたま、運悪くイケメンじゃなく生まれてしまった、そのたまたまの結果が絶望的なまでの差を生むのだ。


取り上げたツイートにイケメン中学生のナンパの仕方があったのだ。

「ナンパの仕方は笑顔で目を合わせて、向こうも笑顔になったら適当に話を合わせる」

すごい世界なのだなぁ。


元イさんの弟にも、女の子とどう付き合うのか聞いたことがあるのだ。(聞けたのは色々と呪いが解けた三十路をこえてからなのだが)

「自分の事を好きそうな女の子に告白する」

それだけだったのだな。すごい、真理。

自分の事を好きそうな人という概念がもう元イさんの中学高校の時にはなかったのだな〜。


まあ、はっきり言うのだ。見ている世界が違いすぎる。比べるだけ無駄なのだ。


1万円札を我々で言う10円玉くらいの感覚で使える大富豪と、自分を比べるようなものなのだ。


自分はそんな感覚でお金は使えないから、現実的な金銭感覚を身につけないといけない、それだけの話なのだ。


つまり、まず自分の現実的な市場価値を認識して、どうやってその価値を上げていくかという事に、真摯に向き合わねばならないのだな。

いや、ほんとにもうそれしかできないのだ。

一万円札を十円玉みたいに扱えるほどの大金持ちには、一足飛びにはなれない、というかなろうとしてもなれないのだ。


まだイケメンの方が整形手術があるだけ現実味があるのだな。


きびしい現実を叩きつけられたら、その現実から目を背けずに目の前に何を積み重ねていけるか、それを考えないといけないのだ。

しかし、それが難しいのだな。鏡の中にブサイクがいて、振り向けばイケメンがいる、気持ちが落ち込む、世界や運を恨む、悲しみ嘆く、そういうのがとまらない環境なのだ。


そういう環境から少しでも早く身を遠ざけること、そういうことを考えたり感じなくても済む環境に身を置くことが大事なんじゃないかと思うのだ。



元イさんは一人暮らしをした

元イさんは社会人2年目か3年目で一人暮らしをしたのだ。同じ屋根の下に自分よりイケメンで、自分より早く女性経験が豊富になった、リアルタイムでモテてる弟がいる環境、その弟と自分を比べる家族がいる環境から離れたのだ。


とても楽になったのだ。そこからさらに3年で弟と二人で同居することになったのだが、その頃には呪いは解けていたのだな。なんのわだかまりもなく二人暮しが出来たのだ。


一人暮らしをすることで「自分はブサイクだ」と強く自分が感じてしまう時間が減ったのだ。


自分が自分に毎日かけ続ける呪いの言葉ほど、自分を強烈に呪うものはないのだ。


そして、自分と弟を比べる人がいない環境で生きられる事は快適だったのだ。比べられたくなかったのだな。(おそらくこのあたりは女性のほうが強烈に社会にかけられてる呪なんじゃないかと思うのだ)


そして、弟と比べられない環境で、比べてこない相手と過ごすことで、元イさんは弟と自分を比べる事を徐々にやめていって、自分に呪いをかけることをやめたのだな。


いまでも弟と比べると自分はイケメンではないと思うのだ。でもそれは自己否定、呪いという意味ではなくて、ただそれだけ、自分の価値を損失させるようなものではないのだ。それだけなのだ。



イケメンではないという呪い

大変強い呪いなのだ。ただしイケメンに限る、という常用句があるように、「イケメンじゃない自分には何をしても女の相手にされない」という呪いを、自分自身にかけてしまう人、とても多いのだ。


一方で、たいしてイケメンでもない人、なんならブサイクな人が恋人を連れて歩いてるところや、結婚していってるところを見ているはずなのに。それはまるで目に入らないように、ただしイケメンに限るので自分は駄目、と呪をかけてしまうのは、なぜなのだ?




負けを認める事、諦める事、ゼロ〜マイナスから始める勇気

思うに、肝心な事はこれなんだと思うのだ。


未練、執念、諦められない、負けを素直に受け入れられない、そういう気持ちが呪いを強化するんじゃないかと思うのだ。


災害にあってボロボロになった家の前で「災害さえなければこの家は無事だったのに」と泣いているような状態に近い、と思うのだな。

イケメンに生まれてさえいれば、運良くイケメンに生まれてさえいれば……

そういう未練が呪いになるのだ。運悪くブサイクに生まれた自分にかける呪いなのだな。


ボロボロになった家の前で身動きできなくなった人のごとく、鏡の中のブサイクを見て嘆く日々なのだ。



「災害」はもう終わったことなのだ。家は壊れてしまった。ならやることは、家を建て直すことか、別の場所に住むこと、


お金の工面、廃材を撤去して更地にする、建築計画を立てるなどなど、やれる事は具体的にでてくるのだな。


イケメンに生まれなかったんだから仕方ない、今この顔、体でやれることは何なのか、それを考えていくしかないのだな。


考えられない環境にいるなら、環境を変えるのだ。脳の中が同じ考えてずっと渦巻いてるなら、別の人の考えを聞いて脳を換気するのだ。

イケメンのスタートラインから比べると、自分のスタートラインはマイナスで、一生かけて走り抜いてもスタートラインにすら及ばないかもしれない、でもそれが人生だと「諦める」ことが肝心なんだと思うのだ。


そして、自分が欲しいものを手に入れるためには何が必要なのかと真剣に考えることなのだな。イケメンのスタートラインに到達なんてしなくても、手に入れる事は可能なんじゃないかと思うのだ。



元イさんのイケメンの弟はまだ結婚してないのだ。


非イケメンの戦略


先日の記事でリンクを貼ったこのマンガに、わかりやすい説明があったのだ。

「デブでも笑え」

なのだ。


暗い顔した陰気なデブはモテない、笑顔で明るいデブは魅力的、というような内容なのだ。


笑顔は人を魅力的に見せる表情、ということなのだ。



元イさんのnoteではコミュニケーションについてたくさん書いて来たのだが、この基本の基本


人には笑顔を見せる

そういう基本のコミュニケーションからまずはじめて見るというのも、良い一歩になると思うのだ。



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