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ノメルズ3種類飲み比べをしたから個人的に一番好きなタイプを発表する

その日、僕は激震した。

コカコーラからアルコール第二弾が発売されたのだ。

檸檬堂の人気はご存知の通りです。その檸檬堂ブランドも監修、その名もノメルズ。

檸檬堂は九州限定発売の後、満を持しての全国発売。それに対しノメルズはもういきなり全国。凄い。

そして、どんなお酒かというとこれがまたなんとレモネード。

レモネード!?

僕くらいのクソ雑魚陰キャ野郎になると、レモネードっておさるのジョージの世界でしか見たことないです。

何という小洒落たお酒だ。

早速3本購入。

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フォルクスワーゲンめいたフードカーデザイン。Tシャツに欲しい。

お味は3種類。

まずOriginal 甘酸っぱいレモネード

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3本の共通項はブレンダーレモネード、炭酸、ジュニバリーエキスのお酒ということ。それにピンクグレープフルーツブレンドされてます。そのせいか果汁20%。

これは…飲んだ瞬間思い出しました。

小学4年の夏休み、両親と行った旅行先で出会った白いワンピースの女の子。僕はその時ガンダムが好きで、あの子も好きだった。周りにガンダム好きがいないって、些細なことだけどすぐ仲良くなった。

たった一週間だったけど、まるで幼なじみのように遊んだ。どこへ旅行したのかそれすらも忘れたけど、その子と飲んだのがこんなレモネードだった。二人でまた来年もレモネード飲もうって。結局叶わなかったな。

甘酸っぱいけど、レモンの鮮烈な香りと薄っすら感じるアルコールの調和。

そう、アルコール・・・うん、飲んでない。完全に気のせいでした。でもそういう味です。(未成年飲酒はNO)

続いてSour!Sour!Sour! ちょっと酸っぱいレモネード。

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こちらは柚子フレーバー。そこまで柚子は感じませんが、むしろ酸っぱさが心地いい。

そうこれは、嫌々行ってた習字教室の記憶。小学6年の夏休みの間だけ僕の一番の楽しみになったんだ。

ある日、見たことない子がいた。

本当に綺麗な字を書く子だった。そして字よりも目が行ったのはその子だった。外見で人を判断するなってよく言われるけど、何よりも所作が美しくて、田舎の僕の街にこんな子がいたんだって思った。

何でも母方の実家がこっちで夏休みの間だけ来てたって話だ。ひょんなことから僕らは仲良くなった。確かお互いガンダムが好きだった気がする。

そして夏休み最後の習字教室の日…「次、忘れたら承知しないから!」その言葉と後悔だけが今もこの胸に残ってる。

その子と帰りに飲んだレモネード、それがこの味だった気がしたのですが、気のせいでした。

でも、そういう味です。(未成年飲酒はNO)

最後はBitter sourほろにがレモネード。

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唯一アルコール度数7%。トニックフレーバーでなんならジントニック寄りの味わい。

ええ、当たり前に思い出しましたよ。

高校時代男子校だった僕。卒業しても全然彼女ができなかった。そんな時夏休みに久々にあった高校のメンツ。

勿論男だらけ、唯一違ったのが男友達に恋愛の話が出てきたこと。

どうやら地元の教習所で同世代の女の子と連絡先を交換したみたいだ。

そして、話を聞くと高校の頃予備校が一緒で僕のことを知ってるって女の子がいるらしい。しかもその日の勢いで、そのままその子と電話をすることに。

連絡先を交換して、メールをしたら、知っているどころか僕のことを好きだったとまで言われた。勿論、それじゃ会おう、むしろ付き合おうってなった。季節は秋。

相手の学校の文化祭に単身向かったのだった。

場所は僕の住んでいるところから電車で1時間半。ようやくついたけど、僕はその子を認識していなかったので、連絡を取り合って待ち合わせ。

他にもカップルが2組いる中、圧倒的アウェイの中だったけど、その子のことをより一層好きになっていた僕には些細なことだった。

学祭ではクライマックスに花火があがった。片手にはレモネード、片手には彼女の手。そう、初めて手をつないだんだ。

彼女「初めてじゃないよ。」

僕「え?」

彼女「もう絶対許さない!!いっつも会うたび忘れてるんだもん。」

僕「も、もしかして」

彼女「10年だよ!!!10年前からずっと・・・」

僕「ご、ごめん・・・でも忘れてたとしても、毎回君のことを好きになってる。」

彼女「んんんーーーーーー!!馬・・・鹿・・・・っ」

心臓の鼓動が花火より大きく感じる。そして目の前の君は花火よりも…


初めてのキスは甘くて、ほろ苦くて・・・少し大人の味がした。(未成年飲酒はNO)


勿論気のせいなのですけど、友達の教習所で知り合った同じ予備校の子が初めての彼女(らしき存在)っていうのは本当。

その後、会ってもないのにメールで付き合う宣言したのも本当。その後「なんか思ってたのと違った。」って速攻で振られたのも本当。手だけつなげたのは本当。

後は嘘。いや、本当かもしれない。やっぱり嘘、完全に嘘。嘘みたいに嘘。

ノメルズが美味しいのは本当。現実がほろ苦いのはもっと本当。

そんなほろ苦さに寄り添ってくれるBitter sourが一番好み。

青春=ノメルズ!











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