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男子校卒として書くバチェロレッテ3感想~ストレスとストーリーのバランス~

バチェロレッテ3rdシーズン。昨日、見終わりました。

こちらの記事を読まれる方はあらかた登場人物などご存じかと思いますので、シンプルに感想を書いていきます。

まず思ったことが、全編を通して「男たち仲良すぎだろ!!」ってことです笑
筆者としては、男子校だった高校時代を思い出しました。

※結構同意をもらっていると思う

そしてそれは、こちらの記事を読んでさらに確信を得ました。

※合トレにご飯一緒に作って食べて仲良くならないはずがない。

正直、これはもう恋愛モードじゃなくて男同士馬鹿やるモードに入っても致し方ないです。亜樹さんは悪くない、シュチエーションが悪かったんや。

そんなわけで、バチェロレッテ3の一番の盛り上がりは何だったのか?それを考えた時、2on1デートに誰が行くかの話し合いだったのではないかと思います。

出典:『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン3エピソード5(C)2024 Warner Bros. International Television Production Limited. All Rights Reserved((C)モデルプレス)

ビートボクサーの山本さんが亜樹さんにかましたいことがあるっていうので、最初立候補するものの、一晩明けて冷静になり「本当に亜樹さんに対して想いがある人が行くべき。」となったことが印象的でした。

男同士、人格否定をせず、ただ真摯に話し合っていた。状況、感情などを考えて相手を貶めるというのでなく議論をしていた彼らはあの時成長し、同時に結束力も高まったのだと思います。

しかもその後の田植え体験。あんな議論の後エンジョイイベントやったら、そらもう仲良くなりますって。坂東さんが動けなくなったのは笑った。

結果、1on1デートをしている間も「あいつはいいやつだからなー。」と言い出す始末(笑)。

男子校出身として非常に微笑ましく見守れました。

ただ、同時に可愛そうだったのが亜樹さん。だって後半メンバーほとんどが亜樹さんと合っている時の気遣いで「俺らは一緒の時間も長いし仲良くできてるから・・・」って言うわけですよ。

全編バリ撮影で一人の時間が多い亜樹さんへの気遣いなのですが、男同士仲良すぎて非常に楽しかった後ろめたさみたなものもあるのでしょうね。

今までのバチェロレッテも同じなのですが、その孤独さが目立つ感じになりました。

さて、そんな男の仲の良さが際立った今シリーズでしたが、巷では高学歴女子は求められていないだとか、亜樹さんのリアクションが悪いだとか、いやいや、男どもがヘタれなんだとか厳しい言葉もありました。

出典:武井亜樹、北森聖士『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン3エピソード4(C)2024 Warner Bros. International Television Production Limited. All Rights Reserved((C)モデルプレス)

確かに辞退者が多くバチェラー含めても前代未聞だったかもしれません。しかし、僕としては恋愛「リアリティショー」なので、それも含めてそのまま楽しめればいいと思っております。そもそも、だとしたら台本があればいいのか?って話になるわけで・・・

ここで思うのが、ストレスとストーリーの面白さの関係です。これはクリエイターの方は非常に悩まれていることではないかと思っております。

すなわち、話を盛り上げるためには「ストレス」も必要であるということです。マイナスからの逆転は分かりやすく盛り上がりますよね、同時にそのマイナスの状態を観るのってストレスがかかります。

僕はジャンプ読み歴30年を超えるオッサンなのですが、最近の漫画のキャラクターは良い人が多いんですよ。特に恋愛漫画。

昔は嫌な性格の人間が嫌がらせをしたり、ライバルキャラが挑発したりとそれに対して主人公が頑張って盛り上がるっていうのが多かったと思うのですが、今連載でそれをやると人気が下がるのかなと思います。

リアルがストレスフルなので、せめて見るものはストレスなく楽しみたいということなのかもしれません。

さらに言えば、TIKTOKやショート動画、小説にしても短編集ととにかく短く要約されたものが流行っている印象です。

そんな状況でストレスフルなものを長く見せるのは人気低下のリスクにもなるわけです。

今回のバチェロレッテ3に話を戻すと、出演者の方々は非常に人格者だったかと思います。(ジーンズこと加藤さんの「好きにさせてほしい。」などの発言は初期にありましたが、あれはあれで爪痕を残したかなと。)

所謂、ストレスが続くシーンがあまりなかった。

櫛田さんの亜樹さんが普通だととらえられた発言も、本来ライバルの出演者が「くっしーがそんなこと言うはずないからきっと何か誤解がある。」といったことを言っておりましたし、さらにすぐお互い誤解を解いていた。

先の男同士の2on1議論もそうです。内心はともあれ皆の納得を持って送り出せておりました。そして、その後のローズセレモニーでの山本さんの去り際も美しかった。

壁を乗り越えた男の姿があった。ただ、バチェロレッテ1で言えばそれが萌子さんを取り合う中での成長だとしたら、本シーズンは男同士で高めあって成長してたように思えたのです。

あくまで亜樹さんはスパイスの要素が強くみられた。

つまり、同性人格者たちがお互い刺激し成長した分ストレスフリーでしたが、結果をみると「恋愛」リアリティーショーとしての盛り上げが今までより少なかったのかなと思います。

ただ、それでもヴィオラ奏者の飯野さんとのやり取りは素晴らしかったし、牛の小川さんの不器用に見える真摯な態度など見どころがたくさんあったように思えます。

今回は、今までは3ヵ月の期間でロケするところ1ヵ月だったとのことで、男が仲良くなるだけで亜樹さんと親密になる時間が少なかったのではないかなと思いました。

恋で重要なのはドーパミンであって、恋愛感情でドーパミンがピークになるのは2~3ヵ月

恋愛の初期段階では、ドーパミンという快楽物質の分泌量が増加し、報酬系が活性化します。ドーパミンは興奮や覚醒を促進するアドレナリンの分泌も高め、心を落ち着かせる働きを持つセロトニンのレベルは低下します。

内側眼窩前頭野は報酬系に関わる領域であることから、ヒトの恋愛感情は報酬系と同じ神経基盤を共有している可能性を示唆しています。
ドーパミン的愛情の短期間的なピークは2~3カ月で、報酬が得られないと急速に減っていきます。そのため、好きな人ができた場合は2~3カ月以内に告白するとよいでしょう。

出典:Google AIより抜粋

櫛田さんはセロトニンをよく言っておりましたが、まずセロトニンでなくてドーパミンを出すことを意識すべきだったのかもしれません。まぁそれも櫛田さんらしくて良いのですけどね!

何だかんだ言いましたが、今回も楽しませていただきました。また2年後でしょうか。とりあえず来年のバチェラーは坂口さんと予想しておきます。

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