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常にどちらのリスクを取るかだけの話

心理学者の河合隼雄の本に、「ふたつよいことさてないものよ」という言葉があって、読んで以来気に入っている。

何をするにもどちらのリスクを取るかだけの話であって、どっちの道が絶対正しいとかはない。

仕事をやめて、収入が減り周りに迷惑をかけるデメリットと、心を休めてやりたいことができるメリット。

辞めることが正しい訳じゃないし、どんなに辛くてもやめたくないと思えば、頑張ればいい。

頑張ることが正しい訳じゃないし、どうしても休むことが必要だったり、周りから顰蹙を買ってもどうしてもやりたいことがあるならそれを優先すればいい。

仕事を例に出したけれど、何かを選択するときは常にこの言葉を思い浮かべている。その結果どうなっても、必ず何かを失って何かを得ている。失っただけに見えても得ているものがあるし、得をしたように見えても別の道を失っているんだと思う。


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