Motoさん

IT業界にずっといて、大半は米国外資のポストセールス部門で働いてきました。 猫を飼って…

Motoさん

IT業界にずっといて、大半は米国外資のポストセールス部門で働いてきました。 猫を飼ってます。

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  • 外資アメリカンITテクニカルサポートマガジン

    外資系ITベンダーで長くテクニカルサポートを提供してきた経験を通して得た気づきを投稿していきます。

最近の記事

人間は変われるか?

人間は変われるか?というテーマは自分にとってそこそこ大きい。 私は、自身の経験から、変わるのは容易ではないがしかし条件付きで変わることはできるのではないかという仮説を持っている。 その条件とは二つある。一つ目は「変わりたい」「今より良くなりたい」という意志を持つこと。二つ目は「居場所を変える」もしくは「小さい変化を積み重ねること」あるいはその組み合わせだ。 33歳で外資ITのマネジメント職になり部下の育成に悩んだ日々。 しかし自分自身がメンバーレベルだった頃、そんなに上司

    • 故郷への思い

      18歳で佐賀から東京(神奈川含め)に出てはや40年。 あっという間だった。 残念ながら父は2016年に旅立ったが、2024年の今日、母も健在だし兄もいるので、今でも故郷に帰省することはある。 しかしいつからだろうか。何か居心地が悪いと思うようになり、コロナ以降は実家に泊まらなくなってしまった。 滞在も長くても一泊二日だ。 理由はいくつかあるように思う。 一つ目は私のイメージの中での故郷と現実の故郷が乖離していること。 私の故郷に対するイメージの中には私がそこにいた18歳ま

      • 涼しさを求めて夢は尽きない

        #夏の1コマ

        • 老後の夢

          まだ仕事を辞めた後や老後を語るには早いような気もするが、将来かなえたい夢みたいなものがあるので書いてみたい。 退職前にしたいこと こちらにも書いたがうちには老猫がいるので、彼女が旅立つ前は今まで通り何も実行に移さず猫最優先の生活を過ごしたい。一方、来るべき日に備えて準備やら妄想は進めたい。今考えているのは以下のようなことだ。 妻にもうちいどパスポートを取得してもらい一緒に世界一周。但しまだ仕事は辞めるつもりがないのでタイミングを分けて一年に2回行くようなことを考えている

        人間は変われるか?

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          14本

        記事

          お尻が震えたカンクン

          もう24年前の話、2000年の9月、家内と私はハネムーンの行き先をメキシコカンクンと北米ラスベガスに決めた。 そんなに旅慣れていたわけではないのでJTBさんのパッケージツアーで当時80万円くらい掛かっただろうか。 アメリカン航空でDWF(ダラスフォートワース)を経由してメキシコカンクンへ。 泊まったホテルはリッツカールトンカンクン。 当時はあまり日本人は見かけず、アメリカ人にとってのお手軽旅行先グアムみたいな感じでアメリカ人が多かった。 それにしても本当に海が綺麗でびっく

          お尻が震えたカンクン

          自分を持続可能とするために

          自分は持続可能なのか? 現代を生きる人間にとってそれが最も重要な問いである。 現代とは? 色んな捉え方があると思うが、現代はVUCAの時代と言われている。 つまり、Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の時代だ。 つまり一寸先は闇でどうなるかわからないような時代だ。 そういった時代に自らを持続可能とするためにはどうすればいいか? 学ぶしかない 生きていくためには学ぶしかないという

          自分を持続可能とするために

          リモートワークについて

          今頃なんだ?という気もするがリモートワークについて考えてみたい。 2020年のCOVID-19をきっかけにリモートワークは急速に広がっていった。 自社もIT業界ということもあり、2020年春には全面リモートワークとなった。 それから約3年後の2023年初頭にReturn to OfficeというTopからの大号令で、まずマネジメントに週三日のオフィス出社が義務付けられ、それから暫くしてメンバーにも同様のことが義務付けられた。 会社というもの いつもどんな時も「もっともらし

          リモートワークについて

          猫のこと

          元々は犬派だった自分が猫を飼い始めたのはもう10年以上前のことだ。 とにかく飼って良かった。 猫がこんなに可愛い動物だとは思わなかった。 お世話しているのかお世話されているのか不明な日々。 いつか終わりがくることはわかってはいるのだが、最後の一瞬まで大事に大事に接していきたいと思う。 飼うことになった経緯 きっかけは自分たち夫婦ではなく、妻の母親のためだった。 長年妻の実家で飼っていた猫が旅立った後、彼女はすっかり気落ちしてしまったためそんな彼女を元気付けたいと、妻がスー

          なぜビジネスにおいて素早いリアクションが重要なのか?

          仕事の出来る人は大体反応が早い。 仕事が出来るから反応が早いのか、反応が早いから仕事が出来ると認められるのか? 無反応に対する我々の心の動き 人に何かをお願いする、確認するという行為はビジネスの現場では日常的に行われている。 この時、相手から反応がないと色々不安になってくる。 それがメールでのコミュニケーションだと以下のような感じだ。 他のメールに埋もれて見逃している? - 再送すべきか? 一度見て後回しにして忘れてる? - 再送すべきか? 実は体調不良その他で不在

          なぜビジネスにおいて素早いリアクションが重要なのか?

          リーダーシップとフォロワーシップは紙一重

          フォロワーシップをとれる人が結局リーダー候補なのではないか? リーダーとは例えば以下のようなことを求められる。 リーダーは独善的と言われないようにみんなの意見を聞かないといけない。 リーダーはみんなの意見がバラバラでも何かを選ぶ/選ばない決断をしないといけない。じゃないと決められない優柔不断なリーダーと思われる。 リーダーは困っている人に手を差し伸べないといけない。じゃないと冷たいリーダーと言われる。 リーダーは特定の人ばかりに配慮をしてはいけない。じゃないと不公平と

          リーダーシップとフォロワーシップは紙一重

          Diversity and Inclusionに対する意識の根底にあるもの

          大体どこの会社もDiversity and Inclusionは大事と言ってるが。。。 大体どこの会社も多様性は大事、違いを認め合い尊重することは大事だと言ってる。 しかしあまりピンと来てない。 私が勤める外資の会社でも米国など他の西側先進諸国はピンと来てるが日本ではそうでもない。 例えば、入社面接とかで「Diversity and Inclusionについてどう思いますか?」という質問を日本人に投げかけると、「多少観光客が増えた程度で、元々人種や宗教も多様じゃないし、日本

          Diversity and Inclusionに対する意識の根底にあるもの

          会社の発展段階とそこで働く社員の適正

          かなり以前からプロダクトライフサイクルや企業の成長サイクルで導入期、成長期、成熟期、衰退期という4つの段階があるという話がある。 そしてどの企業も、少なくとも私が在籍する外資ITにおいても、ある事業が衰退する前に次のお金のなる木を育てないといけないということで一生懸命努力している。 未来永劫成長し続ける製品や事業はないので、もしお金のなる木を作り続けることができない場合、それらの衰退と共に会社も衰退してしまうことになるだろう。 Steve Jobs復帰後のAppleがカラ

          会社の発展段階とそこで働く社員の適正

          企業文化を変えるということ

          これからここに書くことは、書籍やトレーニングや人から聞いた話などのインプットと、実際に自分で経験したことが混在したものになると思うし、内容も非常に広範囲だと思う。 それだけ企業文化を変えるというのは難しいことなのだ。 ・そもそも人は変わるのが苦手 一昔前、Who moved my cheese?という書籍が流行った。 日本語タイトルは「誰が私のチーズを動かした?」だったと思う。 内容は如何に人が過去の成功体験を捨てきれず、結果変化するのが苦手なのかということを訴えるような

          企業文化を変えるということ

          外資ITテクニカルサポートのリソースバリエーション

          外資ITテクニカルサポートの仕事は大体次の5つのリソースでカバーされる デジタル AI パートナーとの協業 アウトソース 社員 順番に説明すると、まずデジタルというのは、製品の使い方、インプリ方法、トラブルシューティング方法について記載したものを、最近では製本せずPDF、Web Trainingなどの動画で提供すること。 また、特定顧客から寄せられたSupport Caseを通して得られた解決策や知見を技術文書に落とし込み公開するようなものも含まれる。 要は、顧

          外資ITテクニカルサポートのリソースバリエーション

          政治と金の問題はIT化/可視化が鍵

          このところずっと政治資金規正法改正の件がTVで放映されているが、今一つ釈然としない 自民党案は中途半端だとか、岸田首相が他の党の意見を受け入れたから麻生さんと茂木さんが機嫌悪いとかそういう話だが、そんなことには興味がない。 とにかくIT化して可視化してほしい 外資に長く勤めていると、経費精算は随分前から会社のコーポレートカードを使って行い、レシートもスマートフォンで写真撮って精算はConcurでというパターンが多い。 最近ではAIが判断しているのか決まりきった月次の経費(

          政治と金の問題はIT化/可視化が鍵

          「とりあえずやってみる」が苦手な日本

          心配性の日本人 外資ITに長くいる自分にとって変化は日常茶飯事だ。 しかし、外資の中にあっても日本は変化が苦手な気がする。 最終的には米国HQやJAPACのHQであるシンガポールからの指示で変わりたくなくても変わらざるを得ないのだが、自分達からはあまり仕掛けようとしない。 ちなみに自分自身は比較的変化は積極的に受け入れる方で、逆に日本風のアレンジを施してそれが良さそうなら他の国にも提案する方だ。 おそらく自分は、変化したくないと抵抗してみたところで最終的にはTop Down

          「とりあえずやってみる」が苦手な日本