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エネルギー代謝UP!夏にぴったりのおやつとは?

夏のおやつと言えば、何を思い浮かべるでしょうか?

スイカ、かき氷、アイスクリーム、つるんとしたゼリーなどパッと思いつく物は冷たいものが多いのではないでしょうか?

暑い季節は体も熱を持つため、体も口も冷たい物を欲します。

熱中症予防には水分補給が大事。と冷たいものを飲むことが増えますし、食事ものどごしの良い、冷たいさっぱりしたものが食べたくなりますよね。

冷たいものの取りすぎは、内臓の冷えを引き起こします。

胃腸の働きが鈍り食欲も低下。栄養の吸収も悪くなります。

その結果「疲れが抜けない」「なんとなくだるい」など夏バテと言われる状態になります。

そんな夏にぴったりのおやつが、茹でるだけで手軽に美味しく食べられるとうもろこしです。


とうもろこしが夏におすすめの理由

とうもろこしはビタミンB群を多く含みます。ビタミンB1やB2はエネルギーの代謝に大きく関わる栄養素です。

タンパク質やリノール酸やオレイン酸といった不飽和脂肪酸を含む脂質なども含み夏の暑さを乗り切るエネルギーの補給になります。

タンパク質を構成するアミノ酸には、疲労回復効果が高いことで知られるアスパラギン酸や免疫機能を向上させるアラニンを含んでいます。

食物繊維も豊富に含み腸内環境を整え、むくみ予防にも効果が期待できる夏にぴったりの優秀食材です。


とうもろこしの旬

6月の下旬から8月末ごろまでが美味しい時期です。
南の方から段々と産地が北上して行くイメージです。
様々なご当地とうもろこしがあるので、違う品種を食べ比べるのも楽しみです。


とうもろこしの選び方

とうもろこしのヒゲは1本1本が粒とつながっているので、ヒゲにボリュームのあるもの、色は茶褐色のものが十分に熟れた証なので、実もぎっしり詰まっている美味しいとうもろこしを見分ける一番のポイントです。

収穫したてのとうもろこしのヒゲは水分を含んでしっとりしています。時間が経つと乾燥してパサパサになっていくので、しっとりしてボリュームのあるヒゲがあるもの、茎の切り口が瑞々しいものが新鮮なとうもろこしを選ぶポイントです。


とうもろこしの種類

一般的にとうもろこしと呼ばれているのは「スイートコーン(甘味種)」です。

他には、ポップコーンの原料になるもの、世界で一番栽培されているコーンスターチの原料になるデントコーン、家畜の飼料や工業用(バイオエタノール)に用いられるフリントコーンなどがあります。

スイートコーンは年々品種改良が進み、生で食べられる品種も栽培されるようになりました。(キッチンで火を使うと汗だくになる夏にはうれしいですね)

スイートコーンには3つの種類があります。

黄粒種     全ての粒が濃い黄色。
        ゴールデン○○と名づけられたものが多い。
ブランド    嶽きみ(弘前市) 甘太郎 (長野県新野地区)など

白粒種     粒皮がやわらかく甘みも強い。
        サラダにおすすめ。
ブランド    Dole真珠もろこし(北海道日高地区、胆振地区)
        ロイシーコーン(北海道安平町)

バイカラー種  黄粒種と白粒種の一代雑種。
        黄色と白が3対1の割合。
        甘味が強く、日本のスイートコーンの主流。
ブランド    あんみつ姫(長野県新野地区) 
        甘々娘(静岡県)

美味しい食べ方

収穫後、時間と共に味も栄養価も落ちて行くので購入したらすぐに茹でて食べるのがおすすめです。

おやつに手軽な塩茹。食感の好みによって茹で方が変わります。

シャキシャキとうもろこしがお好みであれば、沸騰してからとうもろこしを入れる茹で方。

甘くてジューシーなとうもろこしがお好みの場合は水から茹でてください。

何れの茹で方にも共通しているのは、軸を切り落とし青々とした皮を取り、内側の白っぽい薄い皮だけ残します。
薄皮を残すことで、皮がラップの役割をしてうまみを閉じ込めることが出来ます。
茹で上がりは、直ぐに鍋から取り出さずに、粗熱が取れる迄鍋の中で冷まします。
茹でている時に塩を入れると、浸透圧でとうもろこしから水分が抜けるため、火を止めてから鍋に塩を加えます。
茹で汁に漬けて冷ますことでお湯に出た甘味や旨味がとうもろこしに戻ります。
塩分量は、水の量(とうもろこしがかぶるくらい)の2〜3%が目安です。水1Lの場合、20g(大さじ1強)〜30g(大さじ1と1/2強)になります。
茹で時間は、とうもろこしの種類や大きさで加減してくださいね。

お湯から茹でる方法

鍋(フライパン)に水を入れて火にかける。
沸騰したらとうもろこしを入れ、落とし蓋かお皿を裏返して載せる。その上から蓋をして3〜5分茹でる。
とうもろこしの粒がぷっくり膨らんだら火を止めて、とうもろこしに当たらないように塩を入れて冷ます。

水から茹でる方法

鍋(フライパン)にとうもろこしを入れて、とうもろこしがちょうどかぶる位の水を入れる。
沸騰しないように中火にして、水がふつふつとしてから3〜5分茹でる。
薄皮を通して見える粒が黄色く鮮やかになったら茹であがり。
じっくり火を通すことで、とうもろこしのでんぷんがしっかりと糖に変わります。
火を止めて、とうもろこしに当たらないように塩を入れて冷ます。
水から茹でる方法はしっかり甘味を引き出すので、塩を入れる工程を省いてもOKです。

保存方法

茹で汁からあげたとうもろこしは、熱いうちに皮をむき乾燥しないようにラップでピッチリ包みます。
こうすることで、とうもろこしの粒がつぶれてシワシワになるのを防ぎます。

その日中に食べる場合は、茹で汁につけたままにして、食べる時に取り出して大丈夫です。

ラップに包んだとうもろこしは、熱が完全に冷めてから冷蔵庫に入れて3日ほど保存できます。

冷凍する場合は、使いやすい大きさにカットするか、芯から実を外して1度に使いやすい量でまとめてラップや保存袋に入れて、
冷凍庫で1ヶ月くらいで食べるようにしてください。
冷凍保存する場合は水分の少ない、お湯から茹でる方法がおすすめです。


さてさて、お子様の夏のおやつにおすすめをもう一品

とうもろこしごはんです。


なんとなく食欲の落ちる夏には、おやつも軽い食事と捉えて栄養補給。
おにぎりと糠漬けや、きゅうりにもろみ味噌などを子ども達のおやつにしていました。

とうもろこしごはんの作り方

【材料】
  米        2合
  とうもろこし   1本
  塩        ひとつまみ
  白だし      大さじ1 

白だしは、使わないご家庭も多いと思うので、お好みで醤油小さじ1、もしくは塩の量を小さじ1からと1/3に変更してください。

【作り方】
炊飯器にいつも通りにお米を研ぎ目盛りより若干少なめに水を入れ30分から1時間浸水させます。

その間に皮をむいたとうもろこしをまな板に乗せて、
グラグラしないようにしっかり押さえて、半分か3等分くらいの輪切りにします。
切ったとうもろこしを縦にして、芯の周りの実を削ぎ落とします。実と芯のギリギリを狙うと芯まで削れ食感が悪くなるので、ちょっともったいないかな?くらいの加減がおすすめです。

浸水していた炊飯器に、調味料をいれ軽くかき混ぜます。
とうもろこしを入れ、実を削ぎ落とした芯も一緒に入れます。
芯からも美味しい出汁が出ます。
普通コースで炊飯します。

炊き上がったら、芯を取り出してさっくり混ぜます。
ちょっともったいないかな?加減の芯は、もったいないおばけ(私)が取り出した後に美味しくいただきます。

お茶碗によそった後にお好みでバターを乗せていただきます。

【アレンジ】
我が家では、お米の半分から1/3くらいをもち米にします。
作り方は水分量含め上記と全く同じです。
ただし、お米だけの場合は浸水時間を取らなくても大丈夫ですが、もち米を入れた場合は浸水時間をしっかり取って下さい。

もち米を入れることで冷めても美味しいとうもろこしごはん
になります。これをおにぎりにして、おやつにしていました。

白米にもち米を混ぜる方法は、温かいまま食べるときも、筍ごはんなど他の炊き込みご飯も同様に美味しくなるので、余ったもち米があれば是非試してみてくださいね。

ズボラな方法ですが、お米を浸水させている間に昆布を一切れ入れておき、浸水後そのまま一緒に炊くのも旨味が加わりおすすめです。


今日は夏におすすめのおやつとうもろこしについて綴ってみました。
新鮮なとうもろこしを見つけたら、茹でて保存しておくと手軽に栄養価の高いおやつにも、お弁当の彩りにもなるので参考にしてみてください。

中々思うように、出かけることが出来ない昨今ですが、ふるさと納税にもたくさんのご当地とうもろこしが返礼品になっています。お近くのおすすめの美味しいとうもろこしがあったら是非教えてくださいね!

それではまた。






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