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410-10-40ということで

今年一年、『厄年男が躍年男に変わるまで』をテーマに一年間のドキュメンタリー形式で記事を書き、その生き様をお伝えしてきましたが、皆様におかれましては本当に一年間お付き合いいただきましてありがとうございました。

ヒャッホー📚️

年末年始に読みこむ本が揃いましたので、SNSからはしばらく距離を置きます。

毎年、年末年始は更新しないのですが、やっぱり自分がSNSに向いていないのをよく理解しております。どこかで疲弊したり、周りを気にしたりしてしまいますから自分にとって必要な時間です。

今年は、一年間覚悟を持って書いてみるをテーマに書き続けました。書くことが好きで、本気で書いてみると決めて初めて自分のために費やした一年間だったかなと思います。noteに限らず素晴らしい書き手の人達で溢れているなかで、一つだけ誓ったのは「書くことに対して自分で自分のことを諦めない」でした。

これは物凄く難しかったです。文章がうまい人だらけのなか、そのなかでもさらに色々なコミュニティを感じたり、読んだりするなかで自分を信じ切るという経験を今まで生きてきてしたことがありませんでした。挫折ばかりで生きてきてその都度ギリギリで誤魔化しながら生きてきました。

自分が二十代で出会った、格好いい四十代の人達に憧れたように、今の自分が四十代でそうなれているかは分かりませんが、書くことから逃げずに正面から戦えたと言えるのは、とても自分で嬉しく思います。

 「大切なことを正面にもって来る」

大江健三郎が遺した言葉にこれからも向き合い続けたいです。創作を楽しむという心の変化に自分が動けたことは、とても大きな出来事でした。楽しく書けることを楽しんで書く。これが出来るようになりました。気の抜けた文体がより抜けた文体に変化したのもこの最後三ヶ月です。

本当にそんなに深くお前は生きてるのか。そうじゃないだろ。フラフラフフフと毎日生きてるじゃないか。それを軽く書き上げろ。軽い人間ならば、それを誰が読んでも分かるように書けと。漂うものを残せと頭を働かせていました。

そのなかでも、私を見付けてくれた方達には感謝しかありません。

毎日のように記事を上げることが私の場合出来ません。その場の感情を残す表現よりも、考えて遠回りさせた表現みたいなものを掴みたいです。

そして、毎回書いたものを推敲するのにかなり時間がかかります。自分の文体の角を取り除く作業が好きです。どこから読んでも私の世界に入り込むような文体を目指しています。

今年、二度ほどお会い出来た方から言葉を貰いました。

「いっぱい直したい所があるのだけど、これはあなたにしか書けないし、誰も真似できないから続けて欲しい。必ず誰か見てる」

初対面だったのに私自身のことでなく、私の書いたものに対して評価を貰えた初めての経験でした。私はこの日を生涯忘れないし、心が凄く軽くなったのも忘れないです。心の嬉しさが物語るのは、ちゃんと覚悟を持って自分が書いていたという、自分の自覚に気付けたからです。

私が日常を描くのは、物事に大小はないという考えからです。そして、日常もどこまでが真実で、どこまでが嘘かなんて誰にもわからないと思うからです。だったら面白く生きたことを残しておきたいと考えているからです。

来年は、外に出て書いてみたいとも思います。ルポルタージュをエンタメに振りきって文学にするような。漠然としてますが、そういうのが好きです。要するに一体これはなんなんだ。なにを読まされているのかとです。

なんのはなしですか

ということですね。
では皆様、今年一年私ばっかり活躍してて本当に申し訳なかったのですが、皆様にもほんの少しだけ幸運をお分けしますので、また来年もよろしくお願いいたします。

410-10-40お迎えくださいませね。

ちなみに、年明け4日で42歳です。











自分に何が書けるか、何を求めているか、探している途中ですが、サポートいただいたお気持ちは、忘れずに活かしたいと思っています。