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アイルランドに住んでちょうど1年

こんにちは
携帯を失くしてしまって今度こそアンドロイドにしようと決意したのに5日後にはiPhoneXSを手にしていた長谷川です。
またしてもアップル帝国から脱却ならずです。


ヨーロッパに住むことを夢に描いていた私は一年前、ひょんなことからアイルランドで働くことになりました。

旅行では何度かヨーロッパにきたことがあったしアイルランドにも来たことがありました。

ただし今回圧倒的にエキサイティングだったのは、旅行で訪れるのではなく、住めるということ。

大きな夢ではないがプチドリームが叶った瞬間であり、小さな一歩が踏み出せた瞬間でもありました。

そうこれは初めの一歩なのです。

あれから一年が経った。
手元には何も残っていない。

携帯電話を失い、高校時代から溜まった8年分の写真と動画が全て失われた。

こんなに虚しい気持ちになったのは初めてかもしれない。

一年のアイルランドでの生活は自分で期待してたようなものでもなかったし得たものも期待値を下回ってしまっている。

上場企業の業績発表風に言えば、下方修正だ。
アナリストの予想を下回る数字を叩き出して株価下落といったところ。


だがそんな発表をしてしまうのはどんな企業にもあるはず。
この一年はうまくいきませんでした。
新規事業の期待値が高すぎました。

といったところ。


海外で働く日本人にとっては共通の悩みだと思いますが、あとどれぐらいヨーロッパに居られるだろうか。
日本は大好きだしとっても恋しいがまだ帰りたくないぞ。


アイルランドに来てせっかく一年が経ったのでアイルランドっぽい絵を描きました。

このグルグルマークはアイルランドの至る所で見られます。
一番古いものはエジプトのピラミッドよりも古いと言われる石を積んで作られた建物の正面で見られます。5000年前にできたと推定されているらしい。
私が住んでいるところから近くて、車で40分ぐらいでした。

グルグル模様の意味は諸説ありということなのできっと人それぞれなのだと思います。
つまり、どんな意味でも正解。

私が個人的に気に入っていて、この絵を描こうと思ったきっかけでもある意味は、「異世界への入り口」というものです。

この絵を描き、期待していた通りのエキサイティングな生活にならなかった一年を振り返り、ここからは異世界に誘われるように生きていくという意味を自分の絵に込めました。


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